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異世界へ

ーー目覚めなさい


 ん?なんか、声が聞こえ、て。え?私は刺されて、それで死んだはずじゃ


ーー目覚めなさい


 天国か地獄か知らんがあの世ではこんな声が聞こえるのか。恐ろしいもんだ。


ーー目覚めろ!このバカ研究者!


「え?」


 私は研究者と言われ起き上がると私の目の前には白い肌着?のようなものを着た女性がいた。なんか背中にも小さいけど羽根が生えて、え?この人、人間?


「やっと起きましたか。村雨 雫。あなたは選ばれました」

「選ばれた?何に?」


 私は目の前にいる白い肌着を着ているひと?に聞くと


「私は女神です。そしてあなたは異世界に転生する権利を得ましたー。ぱちぱちぱち」


 女神は手を叩きながら私に言う。異世界転生?なんだその非現実的なもの。そんなもの私は信用していないが?


「おや。その目は信用していない目ですね。ま、あんな死に方したあげく研究者というものならこんなゲームや漫画みたいなもの信用できませんか。ですが望めばあなたは異世界でまた新しい人生をスタートできるんですよ?」


 新しい人生ねぇ。確かに新しい転生してまた生きられるなら生きてみたいさ。だがどうせ私はまた利用されて殺されるに決まってる。全て私が優秀すぎるゆえに


「そんなに私を信用できないなら全て忘れて幼子から転生させましょうか?」

「だめだ。それはもはや私でない。転生するなら記憶を引き継いでだ。よし、ならこちらの条件をのむなら転生してやってもいい」

「なんで異世界に転生させてあげる女神に対して上から目線なんですか・・・。まぁ条件次第ならかまいませんよ。あなたの人生はそれほどひどいものだと思いますから私は」


 女神は私に言うと私は条件を提示する。


「誰もいない場所に転生させてくれ。それだけでいい」

「え?そんなことでいいなら構わないけれどそれでいいの?」


 女神は私に聞いてくるが私にはそれで十分。誰もいない場所でひっそり研究し続ける。それが楽しいからいいんじゃないか。


「それくらいなら承りました。それで転生させる異世界ですが人間以外にも魔族がいます。龍種やいろんな種族、ドワーフなどもいますよ。そしてありとあらゆる生命体には魔力があり魔法も使えます」


 魔法も使えて他種族がいる。まさにファンタジーな世界だな。


「あ、それなら追加して欲しいことがある」

「なんですか?もう許容範囲ならなんでもおっしゃって下さい」


 なんて優しい女神だ。いやぁ助かる。それじゃ


「私が頭の中で思い浮かんだ道具を素材さえあればうまく作れるようにしてくれ。仕様はこちらで考えるから」

「ふむ、そうですか。それなら」


 女神様は私の目の前に何かをおとし私はそれを拾った。

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