プロローグ
「ふう。今日も良き研究ができた」
私の名前は村雨 雫。27歳の普通の男の子だ。職業は研究者。そして私は今研究室に1人こもって研究をしている。なんの研究かって?今作っているのは男のロマン、レーザービームが出る兵器さ。
私の研究には誰もついてこれる人がいないので私の研究室にはいつも1人。そして私は好きに研究していたいから表にはでずあくまで裏で研究にいそしんでいる。
私が研究者を目指したのは子供の頃、ロボットのアニメを見たときその兵器や装備に心打たれたからである。それからは幼少期はダンボールとかで刀を作ったり大学でも他の研究者の人が使っていた素材で簡単な剣を作ったりしていた。作った剣で試し斬りで木を斬っていたりしたら教授に怒られたのをよく覚えている。
「あの時も楽しかったな。私の研究には誰もついてこれないし呆れる奴らも多くて正直理解してもらおうとも思わなかったなぁ。どれだけ研究しても時間が足りないくらいだけど」
私が20歳の頃からこのとある研究室にこもり表にだしたのは強度の高い折れない剣。強度は高い軽々と動ける鎧と、主に戦時に役立つもの。こんなものを出しては私は戦争に協力しているようなものだが正直そんなこともどうでもいい。私は研究さえできればそれでいいんだ。今作っているレーザー兵器も弾がどんなものでも岩など硬いものを貫くものを作っている。そして今日は私のスポンサーが材料を持ってくる日だ。
コンコンコン!
「あ、はーい。お入りください」
私はとある研究室の一室のドアを開けると私の前に白い髪の男が材料を持ってきて
「いつもありがとうございます先生」
「いやいや。こちらこそ。私の研究のためにお金を出してくれたり材料を集めてくれたり。それに開発者が私であることを隠してくれたりとありがとうございます」
私は白い髪の男に言うと白い髪の男は私が作った強度の剣を持って私に近づき
「お!それは私の開発した自慢の剣!その剣使えるでしょう?」
「ええ。かなり役に立っていますよ。なんせ今からさらに役に立ちますから」
白い髪の男が言った後男は即座に剣を抜き私の胸部に刺す。
え?これは、なんで、私刺され
「ごめんなさいねぇ先生。上司からあなたを消せと言われまして。この剣とあのみがるに動け強度の高い防具が手に入ったことであなたは用済みのようです。他の者のところへ行く前に殺してしまえと言うことです」
そ、んな。私は裏切る、そぶり、なん、て
「ま、優秀すぎる研究者はこうなる運命なんですよ。それじゃ。さようなら」
白い髪の男は俺に言った後研究室から出ていく。
くそう。私はただ研究がしていたいだけだったの、に。もし、もし人生がやり直せる、なら私は、私のために研究をする。もう他人に成果など譲って溜まるか。まだやりたいこといっぱいあったの、に。
私はそこで最後完全に意識を失った。