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何でも屋 H・M・Oの依頼簿  作者: ゆうき
8章 メンバー同士の対決②
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番外編➤のり子と愛里の恋バナショッピング-1

 ※この話はすべてフィクションであり、実在の人物・地名・事件・建物その他とは一切関係ありません。

 ※番外編のため、ほぼ会話パートにしています。

 2022/11/4 18:50 某衣料品店、レディースエリア

 の「さぁ愛里ちゃん、さっきブーツ買ったからそれに合わせて…きっと寒いから厚手のコートとか合わせてみる?」

 愛「あの、のり子さんホント大丈夫ですからッ!ブーツだって、中学生の私にとってはすごく高いし…チケットだって、一緒に行ってくれるだけで私も助かりますから。」

 の「いいからいいから、遠慮はナシよ。ところで愛里ちゃんって、学校に好きな人とかいるの?」唐突な質問である。


 愛「え…なんですか急に。」

 の「何言ってんのよ~女二人がする会話なんて、恋バナに決まってるでしょ♪この前は初対面だったしいろいろドタバタしちゃったから、聞きたかったけど聞けなかったのよ。」

 愛「そういうのり子さんはいるんですか?気になる人とか…あ、もしかして事務所の二人のどっちか?」

 の「あーあの二人はパス!愛里ちゃんも見たと思うけど、背の高いクールな方は八重島さんって言うの。でもあの人良い言い方をすれば天然、悪く言えばデリカシーないところがあってね。まぁ背は高いし細マッチョだし顔もいいし、ルックスだけならかなり良い物件なんだけどね。若い方は後輩の雅樹くん、今絶賛ダイエット中だけどトークはおもしろいしカラオケとかも得意だし顔も悪くないわね。でもアタシからしたらなんか男っていうより弟分って感じなのよね。」

 それを聞いて愛里がふふふ、と笑う。


 の「で、どうなのよ愛里ちゃんの方は?言っておくけど社会人になったら驚くほど出会いがないわよ~、学生時代って恵まれてるの。アタシの友達もみんな口を揃えて同じこと言うから。」

 愛「そうなんですか?たまにテレビなんかでも『社会人は出会いがない』とか特集してるのは私も見ますけど。」

 の「それがホントなのよ。学生のうちに良い物件捕まえとくのが賢いわよ。それで、どうなのよ今は恋してる?クラスにカッコいい男の子とかいるでしょ?スポーツなんでもできるぜ!みたいなタイプとか。」

 愛「気になる人はいるんです、一応。」

 の「やっぱり!青春よね~学生時代の恋なんて。で、誰なの?…て名前聞いてもアタシ分からないわよね。どんな男の子?」

 愛「隣のクラスで、たまに2クラス合同授業があるときに一緒になる人がいて。男子テニス部の人で個人戦でいつも大会上位の人なんです。」

 の(やっぱり優等生の愛里ちゃんも思春期の女子よね、気になる男子いたのね!)自分のことのようにワクワクしながら、それでそれで?と急かすのり子。

 愛「ただやっぱりそんな人はモテるんですよね、私の友達もその人のこと好きで。」

 の「何よ、愛里ちゃんまさかそのお友達に遠慮してるの?ダメよ、恋は勝ったモン勝ちよ!遠慮して譲って取られたりしたら、後悔しか残らないわ。」

 売り場の端にあるベンチに二人で腰掛けながら、力説するのり子であった。


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