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何でも屋 H・M・Oの依頼簿  作者: ゆうき
16章 謎の女
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番外編 オレはモテない?

  番外編は『基本的に』本筋とは関係ないものを書きます。

 ※一応本筋の登場人物などが関わってくるため完全無関係ではない。


 会話の頭に名前一文字を付けています。

 ミヤビが依頼を済ませた翌日 事務所


 穏やかな日差しが降り注ぐ1月の午前、3人は事務所にいた。


 雅「それにしても、なーんで女性が苦手なミヤビさんに彼女がいてオレにはできないんでしょうか!合コンだってたまに行ってるのに。のり子さんから見てミヤビさんはどう見えました?」


 の「そうねぇ。アタシは初めてお会いしたけど、別にモデル体型なわけでもないし顔だってメガネをかけたどこにでもいそうな優男って感じだったわね。」


 一方忠司はまた始まったぞ、という呆れ顔でパソコンと向き合っている。しかし忠司が恋愛系のトークに乗ってこないのはいつものことだ。それを分かっていながら、無理やり恋バナに引きずり込むのもこの二人なのだが。


 雅「オレだって忠司さんみたいに背高くないし顔だってハンサムじゃないけど、でも納得いきません。忠司さんこれはオレの悩み相談でもあるんです無視しないでください。」


 そう言い放ちパソコンのディスプレイと忠司の顔の間にヌッと自分の頭を割り込ませる雅樹だが、忠司は椅子を引いて冷静に回避。

 忠司「俺に恋愛の相談をするのが間違っている。」


 相手にしてくれないのが分かり、チェッとふてくされてのり子との会話に戻る雅樹。


 の「知り合ったばかりのアタシ達にはまだ分かっていないすっごい魅力が彼にあると考えるのが自然かもね。プロゲーマーとして渡り歩くくらいの実力でそこそこ知名度もあるみたいだから、ゲーム好きな女子からは案外カッコよく見えるのかもしれないし。」


 雅「のり子さんはどう思いました?」


 の「少ししか話してないけれど、なんだか真面目そうな人で悪い人ではなさそうな感じを受けたわ。それに分かりやすいというか、ああいうタイプなら嘘ついていてもこっちがすぐ見抜けそうだし色んな意味で信用できそうよね。」


 雅「浮気の心配もなさそうだし?」


 の「いいえ、性別問わずああいうタイプこそ意外と危ないのよ。普段異性に相手されない分、ちょっとからかわれただけでその気になってしまう。今までモテた経験がないからこそ、そういうときに浮足立って浮気するパターンもあるのよ、だからウブすぎるのも考えものよね~。」


 雅「あれ、なんだか話が逸れてきたような?それでミヤビさんとオレの違いは?」


 の「人柄かしら?やっぱり人間、性格が悪かったりマナーが悪かったりするとふとしたときにお里が知れるものなのよ。育ちって結局隠しきれないから…その点、ミヤビさんからそういう不快なポイントは感じられなかったわね。」


 雅「それってつまり、オレがヤバいやつってこと?」


 の「そうは言ってないわよ。ただミヤビさんからは人柄の良さと芯の強さがなんとなーくだけど伝わってきたってだけ。あと雅樹くんの場合はガツガツしすぎかしらね、男も女も"余裕がある人"の方がモテるっていうでしょ?」


 雅「余裕ねぇ…確かに懐事情も寂しいし、可愛い子がいると早く仲良くなりたい!って意識が前に出すぎてついマシンガントークしちゃうんですよねオレ。」


 の「ただ自覚があるだけマシね、あとはそこを意識して直せばいいんだから。ちょっと前まで"肉食系"なんて言葉が流行っていたけど、ガツガツしすぎるだけじゃ相手が引いてしまうから要は何事もバランスが大切ってことね。」


 雅「ってそういうのり子さんはどうなんですか!」

 いつも閲覧・評価ありがとうございます。感想・誤字の指摘などありましたらよろしくお願いいたします。

 ※この話はすべてフィクションであり、実在の人物・地名・事件・建物その他とは一切関係ありません。


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