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何でも屋 H・M・Oの依頼簿  作者: ゆうき
16章 謎の女
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16章 謎の女-3

 待機者たちの間にどよめきが起こる。それもそのはず、事前案内のホームページなどにもそんな情報は出ていなかったのだ。それを制するように会長が言う。

 「皆さんには、ポイントランキングバトルという企画を用意しました。ルールは簡単、各部屋に用意されたゲームにチャレンジしていただきます。今日一日でポイントを稼いでいただき多い順に入賞とさせていただきます!気になる1位の景品は、海外旅行ペアチケット10万円分です!当然スタートが早い人ほど有利なイベント、つまり朝早く並んでいただいた皆様こそ、あとから参加する人より有利となっております。」

 雅樹は会長の話を聞きつつ素早くスマホに内容を入力、のり子に送信する。1分も経たず彼女から案の定とも言える内容の返信がきた。

 "いいわね?なんとしても1位の景品を持ち帰るのよ!"


 ちなみに華美はお目当ての新作ゲームの発表が今日のみの上、明日急きょ出勤になってしまったらしく宿泊の予定はキャンセル。ということでこのランキングは雅樹のみエントリーすることになった。ホテルの支配人が入口から出てきてひとしきり説明を終えた会長に手を上げて合図すると、会長が大きく手を叩いた。

 「それでは皆さんお待たせいたしました、会場です。ランキングに参加される方は豪華賞品を目指し、参加しない方も様々な新作ゲームを発売前にいち早く体験していただくことができます!ぜひお楽しみください!」


 先頭の人から順に入っていき、ついに雅樹たちもホテル内に入場。一気に4人くらい横並びで通過しても十分通れそうな広さの自動ドアを抜ける。するとオープンフロアという感じで開放感がありながら、ところどころにオブジェや絵画、観賞用の花などが置かれとても豪華という感じのホテルの内装が目に飛び込んできた。思わずため息をつきつつ左を見ると受付カウンターがあり、その隣に大宴会場が一つ。フロア真ん中のエレベータを挟み反対側にもう一つの大宴会場が。そしてフロアの奥の方にお手洗いや非常口、またいくつかの飲食店や売店が入っているようである。二人はとりあえず受け付けを済ませすぐ横の大宴会場に行くことにした。


 大宴会場に入ると、そこは"3Dアドベンチャーゲーム"の会場になっていた。入り口にいたスーツ姿の男にランキングバトルのことを聞かれると、雅樹が部屋の左側に華美は部屋の右側へ行くよう案内された。部屋の中央にラインテープが引かれており、片方がランキング参加者用のゲームとなっているようだ。


 いつも閲覧・評価ありがとうございます。感想・誤字の指摘などありましたらよろしくお願いいたします。

 ※この話はすべてフィクションであり、実在の人物・地名・事件・建物その他とは一切関係ありません。


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