メインストーリー外の一話完結のエピソード
とくに。全部で何話とか決まってる、アニメ・特撮や海外ドラマを鑑るときによく感じます。
物語のメインストーリー外で、一話完結のエピソードってありますよね。
これには
① メインストーリーや、長編シリーズが始まる前のもの
② メインストーリーや、長編シリーズのつなぎのはしやすめ
のふたつがあると思うんですが。
①では、世界観や設定の説明だったり、キャラクターをひとりひとりお当番させて紹介したり、と。
いきなり、メインストーリーや、長編シリーズに入るものでなければ。
作品をじっくりと描くのに、一話一話意味をもたせられる重要なものではないでしょうか。
では、②は?
メインストーリーや、長編シリーズが立て続けだと疲れちゃいます。
個人的には、物語、中盤〜終盤でも、メインストーリー外の一話完結エピソードを入れてくるのは好きなんですが。
①と比べて、その一話に。はしやすめ以上の意味をもたせるのが、ちょっと難しくなるのでは?
物語全体から見て。下手をすれば、話数稼ぎの、蛇足エピソードになりかねない危険性があると思うのです。
いや、だから。個人的には、そういう「遊び」の部分は好きなんですけど。
海外ドラマでも、基本シリアスな作品なのに、突然コメディ回があったりしますし。
そこで、一話完結のエピソードに。どんな意図をもって、どんな意味をもたせて描けばいいか、考えてみましょう。
(1)キャラクターのお当番エピソードとして
(2)世界観・設定・アイテム・場所の説明エピソードとして
(3)メインストーリーや長編シリーズのための、伏線をエピソード内で張っておく
(4)はしやすめ、コメディ回、遊び
(5)メインストーリーや、長編シリーズ内で描ききれなかった箇所の補足
(6)物語に厚みをもたせるための、累積エピソードのひとつ
(7)物語全体で見れば、たいした意味はないが。単純に、エピソードとして質が高い
こうして列挙すると。たいてい、どれかにあてはまっちゃう気が(笑)
それでも、どれなのかちゃんと位置づけてやるのが、重要なのかもしれないですね。
好きな海外ドラマは、設定はやたらシリアスかつヘヴィなのに。
シーズンの1/3くらいコメディ回をぶっこんでくるという、攻撃的な姿勢がまた魅力でした。
そのせいか、1シーズンしか制作されませんでしたけど(苦笑)