終
世界が反転して見える、どうしてだろうか。
あぁ、そうか僕は階段を踏み外したんだ。
「聞こえますか!?大丈夫ですか!?」
うるさいな。頭に響いて痛いんだ。誰だよ、こんなにも僕に向かって叫んでくるのは。
僕が目を開けるとそこには必死になって僕に叫びかけてくる少女の姿が目に入ってきた。
「よかったぁ〜、無事だったんですね。でも念のため一応保健室で頭冷やすもの貰いに行きましょう!」
そう言われて僕は少女のなすがままに引っ張られていく。保健室に着くと少女は僕に氷と水の入った袋くれた。
「これで頭冷やしてください!。じゃあもう授業始まっちゃうので行きますね!。それじゃあ!」
そう言い残して少女は教室に戻ってしまう。
冷たいな、これ。
保健室に1人取り残された僕は教室に戻ろうと考え保健室を出る。教室に戻るために階段を登ろうとするが足が鉛の様に重く動かない。なら仕方ないなと思い、僕は教室に戻らず帰る事を決めた。まぁ、鞄は要らないな、かえるだけだし。
そのまま学校を出て帰り道を歩いていると大きな階段に差し掛かる。もしかしたら登れないかもなんて思ったが今度は踏み外すことも無く簡単に登ることができた。
登り終えるとそこには絶景とも言うべき綺麗な街並みに、澄み渡った海があった。
その絶景を眺めていると今日が僕の誕生日である事を思い出した
今日で僕もようやく18歳か。次の年はいい年にしたいな。だから今日はもう帰ろうかな。よし帰ろう。
そう考え一度振り返ってみる。だが不思議な事に振り帰って見ても登って来たはずの階段は私には見えなかった。
それもそうだな、こんなにも街は綺麗なんだから。
「本当に、綺麗だ」
何か鈍い音が聞こえた気がしたが私にはそれが、なんの音かはわからなかった。
ありきたりなフィクション。完
勝手に考えて補完してもらえると幸いです。
これは純文学に入るのでしょうか…。