知人

　私は自分の事を誰も知らない高校への入学を決めた。今までの自分と決別し一風変わった生活を送ろうと考えたからだ。

　思惑通り私は今までの自分とは全くもって違う生活を送る様になった。何処にいても良い顔である事を心がけていた。過剰に求められてもそれが普通なのだと自分に言い聞かせていた。そんな私の中には誰もいなかった。

できたものは知人という存在だけであった。　

　高校二年生になると私はまた沢山の罵りを受ける様になった。

ありきたりなフィクション。次

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