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「柴原さん、なんで洗濯物入れてないんですか。洗濯機に入れておいてくださいって言ったでしょう?」


洗濯は朝出来上がるように予約タイマーをしていて、遅く帰ってきた柴原さんにも洗濯物は洗濯機に入れておいてくださいと伝えたはずだ。

夜中の方が電気代も安いし、まとめて洗濯した方が水道代も浮く。

なのにこの男は…。


「え?いや、自分でするからいいよ。橋本さんがしなくてもいい。」


「私に気を使ってくれているのかもしれないけど、今の私には迷惑です。面倒だから一緒にしてください。別にしたら水道代もかかるし干す手間も増えるし。」


「いや、だって、俺のパンツ干す?」


柴原さんの言葉に、私は言葉に詰まった。

確かにちょっと抵抗あるかも。

い、いやいや、パンツくらいなんだ。


「ぐっ…タオルだと思って干しますから大丈夫です。」


「なんか申し訳ない。俺が干すから橋本さんがすずと食べてて。」


柴原さんが席を立とうとして私は前のめりになる。


「…私のパンツ干す気ですか!」


「ちょ、そういう意味じゃないし。」


柴原さんが困ったように頭を掻いた。

困らなくていい。

いいから黙って洗濯物を出せ。

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