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*21

いつも通りお迎えに行くと、今日は泣かずに笑顔で寄ってきた。

すずも園に大分慣れたらしい。


「ねえね、だっこだっこー。」


「はいはい。」


最近抱っこの欲求が多くなってきた。保育士さん曰く、そういう時期もありますよとのことだ。

11キロのすずを抱っこして歩くのはさすがにしんどい。かといって歩かせるとどこかへ行ってしまうし歩みも遅いので、抱っこが一番効率的なのかもしれない。


「すず、重いよー。」


「きゃはは!」


何が楽しいのか、すずはご機嫌だ。

だけど私の腕はプルプルしている。


近所のスーパーに寄ると、お米が特売だった。

そうか、すずは米一袋と同じくらいの重さだったか。そりゃ腕もプルプルするわ。


子どもを乗せることができるカートにすずを乗せて、軽く買い物をした。いろいろ買いたいものはあったけど、たくさん買うと持ちきれないから我慢する。ただでさえ抱っこ魔のすずがいるんだから、限界はすぐそこに見えている。


カートは便利だ。

すずを抱っこしなくていいのだから。


「あ、そっか、ベビーカーがあるといいのかも。」


「いいのかもー?」


私の呟きに、すずが無邪気に笑った。

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