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*110

それに気を良くしてか、柴原さんがガバッと私を抱きしめる。


「ひぃぃぃ!」


柴原さんの積極性に私は可愛くない悲鳴を上げた。男性に対して免疫ないんだから、勘弁してほしい。


「嬉しい、美咲。」


喜びに溢れている柴原さんに、私は戸惑いを隠せない。


「私、お姉ちゃんみたいに綺麗じゃないし愛想もよくないけど、本当に私でいいの?」


ていうか喪女一直線だったんですけど。

と、心の中で思い切りツッコミを入れる。


「美咲は有紗の代わりじゃない。美咲は美咲でしょ。俺はいつも一生懸命で頑張り屋さんで優しい美咲が好きでたまらないんだ。」


「や、優しくなんてないしっ。」


ツンツンする私に、柴原さんは楽しそうに笑う。その視線は柔らかで甘い。

そんなに見つめられると照れるんですけど。

プイと視線を外すと、柴原さんは更に笑った。


「本当に美咲はツンデレで可愛い。」


「~~~っっっ!ツンデレじゃないし!」


私は更に顔を赤くした。

ツンデレじゃない。

ツンデレじゃないもん!

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