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*101

何事もなかったかのようにリビングでテレビを見始める柴原さん。動揺してるのは私だけのようだ。


未だバクバクしている心臓を落ち着かせるため、私は明日の準備を始めた。お米を研ぎながら、柴原さんの後ろ姿を盗み見る。


柴原さんは姉に恋愛感情はないと言った。

情だと言った。

だけどすずは紛れもなく二人の子で、責任のためかもしれないけれど結婚もしている。


そんな柴原さんを私はいつの間にか好きになってしまったようだ。


一緒に住んで一緒にすずを育てている。


私も柴原さんに情がわいただけじゃないの?

好きだという気持ちは勘違いじゃない?

そう、いわゆる吊り橋効果ってやつ。


でも柴原さんは私を好きだと言った。

柴原さんこそ吊り橋効果にやられてるんじゃない?それこそ情がわいたと思うんだけど。

それに、その想いに応えてしまったら私は罪悪感に苛まれる気がする。

ていうか、不倫だ。

それはやっぱり、ダメでしょう?

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