表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放されたお荷物テイマー、世界唯一のネクロマンサーに覚醒する 〜ありあまるその力で自由を謳歌していたらいつの間にか最強に〜  作者: すかいふぁーむ
お荷物テイマー、ネクロマンサーに覚醒する

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

57/215

057

「おお! 戻ったか!」


 ギルドについた途端、ギルドマスターのギレンが笑顔で出迎えてくれていた。


「なんでまたギレンが……というか、冒険者が多くないか?」


 ギルドにはいつもの三倍近くの冒険者が集まっている。

 普段見ないような高ランクの冒険者まで含めてここだけで戦争でも起こせそうな雰囲気ですらある。


「これだけ私たちが注目されているのだから、理由は一つでしょうに」

「あー……」


 村で一日過ごしたことですっかり頭から抜けていたところがあるが、おそらくギルドもドラゴンゾンビ復活の連絡だけは届いていたのだろう。

 そのためにギルドをあげて冒険者を集めていたんだな……。


 そしてギレンの反応を見るに、その後の顛末も知らないうちにあの村のものが使者として向かっていたようだ。


「とにかく、よくやってくれた……! ギルドの代表として感謝する」


 ギレンが頭を下げると、後ろに控えていたギルド職員が一斉に頭を下げた。

 もちろんその中にニィナさんの姿もある。

 いつになく仰々しい対応にこちらがそわそわさせられた。


「いや……そんな……大したことじゃ……」

「謙遜するな。お前たちの功績は間違いなく歴史に名を刻むもんだ。胸を張れ」


 ドンっと俺の胸を小突きながらギレンが言う。

 改まられたせいで何というかこう、居心地の悪さに目を彷徨わせる羽目にあった。


 ギレンが頭を上げ、続けてミルムの方に向き直った。


「ミルム」

「え? な、なにかしら?」


 突然の出来事にミルムもあわあわしてこちらをちらちら伺ってきたが、俺にはどうすることもできない。

 大人しく話を聞けと促しておいた。


「冒険者としての初の実績がとんでもないものになったが、本当に助かった。お前さんが来てくれてなかったら、ここにいるやつらの全員が生きて帰ってこれたとは思っていない。感謝する」


 再びギルド職員が一斉に頭を下げた。


「え、えっと……その……ふんっ。良いわよ、このくらいどうってことないわ」

「がはは。英雄様は違うってことだな」

「英雄?! え、ええ! そうね。その通りよ!」


 なんかヤケクソ気味にミルムが胸を張っていた。


 そうか……色々あったけど、ようやく一区切り着いたんだなという実感が押し寄せてきた。

 一息ついたと思っていたが、ギレンの話はまだまだ終わっていなかった。


 ミルムはソワソワしながらもみんなに好意的に受け止められていることを感じ取っているようで、楽しそうに頬を緩ませていた。


広告の下の

☆☆☆☆☆

★★★★★

にしてもらえると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 1つ1つの話がちょっと短すぎる感 色々読んで来たけど他の1話分の長さでここの4・5話は余裕で入るかなあ
[良い点] 軽くdragonゾンビをひねってくるヨ感覚 自然界の異常現象が魔法してる所 加護はいいよね、神秘的 独自文言! [気になる点] 世界の広さが尺度があいまい? [一言] ステータスオープ…
[気になる点] 1話1話が流石に短すぎるので、後で数話を1話に纏めたほうが読みやすいかなと思いますね 投稿頻度を多くしたほうがランキング戦略的に強いのはわかるんですけど、現状1話読むのに1分かからない…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ