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蒐集癖な彼・女  作者: 知り合い
第1章・小学生
63/69

おまけ:入院中

7

入院して3日経った。と言っても入院後丸一日寝ていたようなので体感3日目である。VIP扱いの部屋だからか私の胃腸に問題ないからか、すごくちゃんとした豪華な食事も出てきた。まさか病院でステーキを食べられるとは思わなかったよ。


ただ、私が頼んだ影響もあるかもしれない。起きて最初の食事はごく普通な焼き魚定食みたいなのが出たのだが、食べ終わってもお腹が空いていたので病院内のコンビニでお菓子パンを何個か買ってきてもらって食べたことでやっと満足したのである。(もちろん両腕使えないので全部ナースさんに食べさせてもらった)


たぶんそれを受けて次の食事から二人分の病院食を与えられたので特別扱いされているのだろう。毎回30分以上食べさせてくれるナースさんに申し訳なかった。ただ、美人さんに食べさせてもらえるからちょっとした王様感もあった。


食事の時以外は腕が封じられてる関係で何も出来ないかなぁと思っていたら、なんと麗子パパさんから試作品と言って音声認識型デジタル本を貸してくれた。まだ名称が決まってないからデジタル本と言っているらしいが、本っていうか真っ平らな板なんだからデジタルボードとかでいいんじゃないの?

これのおかげで小説漫画種類を問わずインターネット上の物を読めるようになったので非常に楽しい時間になった。寝て起きて食べて読んで食べて昼寝して読んで食べて寝る。何これ最高かよ。漫画も読めるから文字読むのに飽きても楽しめるし、一部のクラシック音楽も流せるから音楽聞きながら寝落ちしたりして。怠惰の極み最高だね!


そんな生活してるのはもちろん両親にも伝わるので、退院する頃に私がおデブちゃんになってる可能性を危惧されたがまったく問題ない。なんせ、エクスカリバー(休眠中)がいるからだ。

普通の小学一年生女子は二人前の食事など平らげられない。私も平常時にはかなり無理すればどうにか入るかもしれない。つまり、今の私は非常時なのだ。この怪我を高速で治すために大量のカロリーと栄養を求められているのだ。おかげで筋肉が治るまで最低1週間はかかるだろうと言われていたが、入院四日目にして筋肉や腱の傷が完治した。切れかけの腱って絶対こんな早く治らないよね・・・。


私の「腕動かしてもあんまり痛くありません」という言葉を聞いて念のために調べた結果ならこの事を知った先生は一緒に見ていたナースさんと目を剥いて4秒ほど固まってからすぐに注射を用意させて私の血を抜いていった。曰く「別の病気になる可能性があるから」と言われたが、あの剣と私が貰った能力で高速化してる治癒能力が物理的に感知出来るとは思えなかったのでたぶん無駄になるだろう。むしろ出来たら人間の治癒能力を上げる研究の素材になるだろうから楽しみである。


そんな訳で私の入院生活はそんなに長くなさそうだ。骨はまだヒビが入ったままなので入院してるが、これが治るのもそう遠くないだろう。

いつ治る?

「約3日後です。」

下手したら1ヶ月になるかもしれなかった入院生活は、1週間に縮みました。





新学年に学校1週間休むとか、絶対私の評価正せないよ・・・・・・

11月は霜月じゃなくて前師走とかでいいと思う。

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