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蒐集癖な彼・女  作者: 知り合い
第1章・小学生
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第四十三話

負債3

「・・・zzz」

「あ・・・」


皆静かに読書していたものだから桜が船を漕いでいた。流石に2時間も読んでたから仕方ないだろう。むしろ2時間も(絵本を変えながら)読書出来たという点から、桜は将来学校の成績では困らないだろう。


「桜ちゃん寝ちゃったね。」

「もう2時間も本を読んでるからね。ここ静かだし仕方ない」

「では読書はここまでにするわ。椅子で寝るのはあまり良くないもの」

「うん。桜は私が背負っていくね」

「本はこっちで片付けるからそのままでいいわよ。」


麗子ちゃんの言葉に甘えて、本を机の上に置いて桜を抱えあげようとした。だけど抱え方で少し悩む。背中に背負うか腕で抱えるか。たぶん背負おうとすると起きてしまう気がするのだ。お姫様抱っこなら大丈夫だろうけど、6歳に4歳を持ち上げられるのだろうか?・・・貰った能力を信じてやってみよう。


「よっ・・と。」

「楓様。危険だと思われるので私がお抱え致します」

「いえ、運べるので大丈夫です。」


意外と桜を持ち上げて運ぶことは出来そうだ。4歳児でも15kgくらいは普通にあると思うけど私の体はもう10kg米を持てるだけの力が備わってしまったのか・・・。中学生になる頃には60kgベンチとか持ち上げられそうだな。


「zzz」

「桜ちゃん、よく寝てるねー」

「どうしますの?今日はここまでにしますの?」

「うー、ん。ごめんね、麗子ちゃん。」

「そんなことありませんわ。友達なのですからこれから何度でも来ればいいのです。」

「そう言ってくれると嬉しいよ。今度来るときは桜にお留守番してもらうから。」

「別にご一緒でも構いませんわよ?」


先程の嵐のごときメイド部隊を思い出す。次回来たときは絶対になにかを用意してる気がするのだ。でなければスリーサイズだけでなく腕回りや脚回りを図るわけがない。もし服を渡されたときは友人として受けとるべきか返せるものが無いからと拒否するべきか。悩むところだ。


「せっかく麗子ちゃんが誘ってくれるんだから、せめて同級生だけで遊ばなきゃ。桜と遊ぶのは家にいる間ずっと出来るしね」

「・・・では、次回は楓ちゃんだけ誘いますわ!」

「シー・・・!」

「zzうぅん・・・zzz」

「ごめんあそばせ」

「ねぇ、私は?姫は?」

「・・・姫さんもいればお誘いします。」

「うん。忘れないでね!友達だよね!」


この二人は会話する度に喧嘩しそうですごく怖い。なんでこんなにギスギスしてるんだ・・・?

この後、来たときと(たぶん)同じ車に乗って家まで送って貰った。その間意外と桜は起きず、むしろ私の腕の上で動いて私にしがみついてくる始末である。よく起きないな。


「ママただいまー」

「あら、意外と早・・・なるほど。桜が寝ちゃったのね。」

「うん。皆で本読んでたら寝ちゃった。」

「それはしょうがないわね。こっちに寝かしつけて頂戴?」

「うん。」


こうして春休み最終日は終わった。明日から、私は真の小学一年生としてデビューする!

アニメ化したなろう作品読んでたから自分の作品放り出してました。読みきるまでに5日かかった。

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