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蒐集癖な彼・女  作者: 知り合い
第1章・小学生
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第三十七話

負債1

今日一番疲れるであろう事があった後、自分の名札が置いてある席に着いて先生が来るのを待っていた。


「皆さんおはようございます!」

「「「おはよーございます!」」」

「今日からこのクラスで皆に勉強を教える、田島 涼子です!田島先生か、涼子先生って呼んでください!」

「「「はーい!」」」

「では、一番右前に座っている子から、皆に自己紹介をお願いします!」


自己紹介か。さて、何を喋ろうか。とりあえず趣味:読書と好きな食べ物くらいでいいかな。


「相田くんからおねがいします」

「は、はい!あ、相田りゅうせいです!えっと・・・」

「好きなことはなんですか?」

「好きなことはサッカーです!」

「好きな食べ物とかは?」

「好きな食べ物は、チョコレートです!」

「はい、よろしくお願いしまーす!こんな感じで自己紹介してください。好きなことや食べ物じゃなくて、嫌いなものとかでもいいですよ。ではお次の子!」


流星って縁起的に良いのか?字面はめっちゃかっこいいけど。・・・流星だよね?龍星とかじゃないよね?

皆、相田くんに倣って好きなことと食べ物(もしくは物)を言ってお辞儀して座っていった。そして私の番だ。


「初めまして、白川 楓と言います。好きなことは読書で、好きな食べ物はオムライスです。これからおねがいします。」

「白川さんは本が好きなのねぇ。最近はどんな本を読んだの?」


ビクッ!え、なんで私に対しては先生が質問してくるの?気まぐれ?えっと、最近読んだ本は・・・・帝王学とは何か(英語版)


「えっと、王様についての本です。」

「あら、楓ちゃんは王様について興味があるのねー。よろしくね~。」


いや、興味なかったので(一応)全部流し読み(聞き)した後に燃やすか捨てるか保管するか迷った挙げ句、一応保管することにした。二度と読まないけど。

そしてちょっと行ったら今度は姫ちゃんの出番になった。


「はじめまして!とよぐち 姫です!好きなことはやきゅうで、好きなものは楓ちゃんです!よろしくおねがいします!」

「まあ。姫ちゃんは楓ちゃんの事が好きなのね。」

「はい!」

「仲睦まじいようでいいですね。では次の子ー」


いやー、やっぱりうちの姫ちゃんはただ者じゃありませんわ。流石に私照れちゃうって///


「初めまして。東条院 麗子と申します。好きなことは読書で、大切な友人は白川楓さんです。よろしくお願いします。」


おいおいおい、爆弾投げるボンバーウーマンが表れたよ。ていうか、よく見てなかったけど姫ちゃんの後ろ麗子だったんかい。


「まあ、麗子ちゃんも楓ちゃんの事が好きなのね。楓ちゃんモテモテね~」


姫ちゃんの顔が怖くて見れない・・・・いや、普通だわ。姫ちゃんいつも通りの顔してるわ。まあ、まだ独占欲とかの汚い部分が出てないんだろうな。出来ればそのままの純粋な貴女でいてください。

麗子と姫の仲をどうしようか、自分は麗子とどう付き合うべきかを考えていたら自己紹介の時間が終わっていた。ごめんね、クラスメイト。記憶に残ってる名前が相田君しかいないよ。


「はい!みんなの自己紹介が終わりましたね。これから1年間このクラスの皆で生活していきますから、なるべく名前を覚えてくださいね!」

「「「「「はーい」」」」」

「では、トイレに行きたい人たちがトイレに行った後に学校の中を紹介します!トイレに行きたい子は行ってきてください!」


この後何が起こるか分からないから一応行っておこう。もう心は常に戦々恐々。

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