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蒐集癖な彼・女  作者: 知り合い
第0章・赤ん坊
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第二十一話

題名部分がなんか統一感無く、間違ってたのもあったのでとりあえず全部統一しました。もし100話越えそうならそこからは普通の数字に統一します。

目標のお爺さんは一人で糸を垂らしている。

んー・・・、普通に子供として近づけば特に怪しまれないか。姿相応の応対を心掛けよう。

「お爺さん何してるのー?」

「ん?おや、こんにちは。愛らしいお嬢さん」

「こんにちは!それで、何してるの~?」

「これは釣りだよ。」

「釣り?」

「ああ。良かったらやってみるかい?この小さい竿を貸してあげよう。」

「わーい!釣りは初めて!」

さて、お爺さんから竿を貸して貰ったがこの湖では何が釣れるんだ?この湖のヌシ的なやつか。もしくはネッシーの親戚?よく考えたら珍しいものがこの湖にあると言われただけで釣れる何かとかは言われてないんだよな。

「針は私が付けてあげよう。針は危ないから注意するんだよ?」

「わかった!」

子供の柔腕で何を釣り上げられるんだろうと思うけど私は揺らすだけだ!

いざ参る!




「・・・・・」

まあ、すぐには何も来ないよね。一流の釣り人ならなんかな技法で釣り上げるんだろうけどやっぱり渋い趣味だよなぁ釣りって。

「ところでお嬢さん。」

「うん?何?」

「お嬢さんは日本人かね?」

「そうだよ。」

お爺さんは黄色人種が気になるタイプですか?

それとも日本人に対して何か思うところでもありますかな?

「やはりか。私は昔日本で働いていたことがあってね。お嬢さんのような綺麗な日本人形を見たことがあったんだ。君を見たらつい思い出してしまった。」

「そーなんだ。」

これたぶん綺麗だって褒められてるんだろうけど、日本人形って私的には怖い逸話が多い印象だから何とも言えない。

「しかしお嬢さんくらいの歳でこんなにクイーンズ英語を話せるとは非常に珍しい。ご両親はイギリスで働いているのかい?」

「ううん。日本から旅行に来たよ。」

「それはそれは!だとすれば君はとてつもなく頭が良いんだろうね。きっと天才に違いない!」

聞いたことを翻訳して貰って理解して、言いたいことを翻訳して貰って言ってるだけだから翻訳機を介して喋ってるようなものです。そういう意味じゃ私はどの国のどんな部族との会話でもまったく問題無いスーパートランスレーターとして活躍出来るのだろう。

それにしても来ない。小魚一匹くらいは来ても良さそうなものだが・・・。

本当にこれ何か釣れるのだろうか?


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