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プロローグ


天界,そこは人類最強と呼ばれた人間たちの力を優に超越する神々が住まう場所。

その天界の中でも最も強いと言われているのが『闘神』である。これは2億4千万年に1度行われる闘神祭という闘神を決める祭りで決まり,21洛叉(らくしゃ)302(ごく)8(がい)12万204人全ての神の中で争い,上位108位の神だけが闘神のを名乗る事が出来る祭りである。その108の闘神の中でも序列がありそのトップに立つ者は真の闘神を名乗る事が出来る。



しかし約6億年前,異例な事態が発生した。3回連続で闘神祭のトップに立った者が現れたのだ。年もまだ人間でいうところの成人(18歳)したばかりの30億歳(人で言う所の20歳)で,初めて優勝した時もまだ22億歳という成人を終えてない状態(17歳)で優勝しているまさに真の闘神である。その神の名はゼペル。3回連続での闘神祭の優勝を果たした40億経った今でも常にトップに立ち続け天界最強の名を欲しいままにする絶対強者である。だが今から5分後に決断するであろう事が自身の運命を大きく左右させる事を彼はまだ知らない…




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……魔法の代わりに科学を発展させた世界の人間はたったの秒速30万kmの光より速く動く事は出来ないと言ってるらしい。俺の知ってる人間だと強い奴は工夫を重ねて光よりも速く動く事が出来ているのにだ。あの魔法の無い世界はまだ発展途中らしいがあの世界でも11番銀河の第67万4千62番星が最初に作ったプラズマ式円盤状宇宙船も光の速度を超えて移動している。同じ世界の住人なのに何故それを知らないのだろう?とゼペルは一瞬考えるがすぐに考える事をやめた。

今はそんなくだらない事よりも早く片ずけなくてはならないことがある。理由は知らないが超上級神の俺より位が高い最高位神ゼウスから≪神々の集う都市≫(ゴトスシェイティ)の神王の城に緊急招集命令をかけられたのだ。ゼペルはゼウスの話の内容を想像しながら今夜はどの女神で暇を潰そうか考えてた。



(うーん,性の神のアフロディーテは全体的に良いが前もヤったし,最近ゲットしたフレイヤちゃんはできるプレイが少ないし,闘神序列23位のメオイリナスにしよっかな,アレ絶対俺に惚れてるし,初物そうだしな〜…おぉ,着いた着いた)


前ここに来たのは地味に40年以上昔か,と思いながら時速130億kmという光を超えたとんでもない速度で急降下しながら音を立てずに華麗に着地する。「おぉ、待っていたぞ」不意に声がしたがよく知ってる声だ。顔を上げる前に左の膝と右手を地面に同時に着けて「闘神序列第1位ゼペル只今参上しました」と言うが,全長5m以上の玉座に座った目の前の男神ゼウスはフッと笑いお前にそういうのは似合わんなと言う。俺は心の中でバカにされてるのか?思い立ち上がる。手と足をぶらぶら動かし不満げに「そうか」と答える。


「それで?俺ご指名の緊急招集命令なんて何でかけたんだ。この前に俺が直々に礼儀作法を教えてやった『破壊神』がまた暴れ出したのか?」冗談混じりの軽口で目の前のゼウスに聞く

「フフ…アンタはいつまで経っても変わんないわねぇゼペル。ゼウス様にそんな口の利き方する神なんてアンタくらいしかいないわよ。全く」と俺の右斜め上にいる青色で長髪の女神『龍神』エグリが言う。


「いやぁ…それにしてもぉ久しぶりに見る顔がぁいくつもありますねぇ。『守護神』アティルナにぃ『 運命神』ファドゥラ。『時空神』ボワセルアに『天父神』ゼルガウスときて『創造神』アクアウィーナっていう『三大神』も来てるわけですからぁよっぽど大事な要件なんですねぇ。」とおっとりとした口調の『慈愛神』エルニッツが言う。「エルニッツ,ゼウス様の前でだらしない格好をするのはよせ。なんなんだそのシワだらけの服と原理不明の寝癖は…服はともかくどうやったら頭のてっぺんで左右に分かれるような寝癖になるんだ…」『秩序神』ライエルが不服そうにいうと「うるさいなぁ私の髪は元々こういうふうなんだよぉ」とエルニッツが言うが「いやそれ以外にも気になる事が…」と下らない会話を繰り広げている二人をゼウスが静かに右手を上げて遮る。「ゼペル。420年前の悪魔騒動は本当に感謝している本気でだ。お前のお陰で死者や負傷者はゼロだった娘の命も助けてもらったしな…すまない。これから頼む仕事は恩を仇で返すどころか恩人を奴隷にするような事なのだがお前にしか出来ないん仕事なんだ。頼む。引き受けてくれ。」と頭を勢いよく下げるゼウスを見てこの場所にいる誰もがゼペルを一斉に見る。

(えぇ皆んな俺見てんじゃん早く終わるんだったら良いんだけど多分早く終わんないだろうなぁ…でも断るわけにもいかないよな。聞くだけ聞いてみるかな…)


「で。どういう仕事なんだ?」と聞くとゼウスが顔を上げて「引き受けてくれるのか…!ありがとう。ありがとう…!」とさらに頭を下げる(げ!逃げ道が無くなっちまった!言葉の選択を間違えた!やばい…詰んだぞ俺!)心の中で嘆くがもちろん誰もわからない「あぁ…」と答えてクソがーーーッ‼︎と叫びたい気持ちをぐっと抑える「良かった!お前がそう言ってくれて私は嬉しいぞ。よし…仕事の内容だが単刀直入に言おう。それぞれ神の信者を作ってくれ」数秒間沈黙した後俺はおもわず「は?」と言ってしまった。



この後俺はゼウスに詳しい事を教えてもらったがつまるところ三つの仕事をクリアすれば良いらしい。

・とりあえず十二創神だけでも人間(亜人種も含む)に布教すること

・神を信仰しなくなった原因を探ること(人為的な原因だった場合黒幕を潰すことを優先事項とする)

・布教行為を邪魔する者たちに制裁を与えること

だそうだ。持ち物は『アイジス常識一覧表』と黒金貨3000枚の入った星二つ分の容量のアイテムポーチだけ …嗚呼。天界に戻るのはあと何千年後なんだろうと考えている途中俺はアイジスに転移した。



読んで下さった皆さん誠に有難うございます。今後ともよろしくお願いします。

本心→)やったぁぁ!誰かが俺の作品を読んでくれたぞぉぉ!ウッヒャアァァァァ‼︎

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