表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
へっぽこ魔女と魔王の息子の話  作者: 荻野目律 (百合子から作者名変更しました)
2/4

魔法

はるか昔人間と魔族の者は敵対し、やがて人間と魔族は何世紀にもに渡って人間側と魔族との戦いは続いた。

魔族は別の世界へ逃げ世界を構築した。

構築された世界は俗世と隔離され、魔法界と呼ばれるようになった。

古い魔法は衰退し、研究によって魔法を展開することの出来る魔法式が解明され、魔法は一部の人間だけのものでは無くなり、広く一般に使えるようになった。

今でも、魔導書を使い、魔法式を詠唱したり、魔方陣を展開しドラグニルを召喚したりするものは存在するがそういった古典的な魔法を使うのはまだ存在しているが決して多い訳では無い。


が、魔導書を使い、魔法式を詠唱したりすることは、魔法の存在するこの魔法界の魔法教育において、基礎的かつ重要なもので、魔法使いや魔女になるもの、魔法を扱うこの世界では履修すべき最重要課題であった。

魔導書を使い、魔法式を詠唱する古典的な方法は、

呪文を覚えることが出来ることと、同時に自らの魔法の力のコントロールをできるようになるからである。


ちなみに、魔法と、魔術の区別は、具体的には、まだ明言されておらず、魔法と魔術の境界や、相違点を研究する研究者は少なくない。

今のところ説得性のある説は、『"魔法は自然などの万物の助けを借り、受動的に魔法という力を発動させる"が、"魔術は自らの体に通う魔法回路を用い能動的に魔術という力を発動させる"』

という説が信じられているが、呪文などに矛盾が生じるため(※呪文は自らの体に通う魔法回路の影響を受けるとも言われる)

研究者の間でも魔法論は悩みの種となっている。



そんな魔法界に訪れた異世界の身なりをした少女。

少女はこの世界がいつも通りの学校へ通う道とは全然違う世界になってしまったことしか知らない。


彼女はとある魔女の末裔であるのだが、そんなことは今の彼女は知らない。


彼女は幼い頃にこの魔法界に訪れたことがあるのだが、その時の彼女、莉衣葉は3歳で、、、

-覚えている訳がなかったのだ。


キョロキョロと当たりを見回したと思うと莉衣葉は意を決してその異質な制服のまま、歩きだした。


自らが動き出さなければなにも始まらないと思ったのだ。

なにか元の世界に帰る手がかりが欲しかった。


だから莉衣葉は歩きだした

その歩きだした一歩が


彼女を変えるとも知らずに


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ