第5話 Q.ここから分岐が… A.あるのかなー?
すみません、次から分岐が入ります。今回は、許してください…
瀬科に説明する事でかなりの文章を書く羽目に…、なので、今回は長いです。
毎度見てくださいましてありがとうございます( ´ ▽ ` )
この世界に、3種類のスキルが存在します。
・1つ目は、普通に能力と言われる「スキル」があります。このスキルは、人によって得意、不得意が存在し、それによって、取得できるスキルもそれぞれになります。
・2つ目は、特殊能力と言われる「アーツスキル」があります。このスキルは、生まれた時にかなり稀に取得されるスキルです。この世界に100も満たさない人がそのスキルを持っています。
※現在は、生まれた時にあまりにも強いスキルだった為か、ほとんどが魔女判定されて、魔女狩りで死んでしまった為、今は20も満たさない人しかいません。
・3つ目は、恩恵能力と言われる「グラーススキル」があります。このスキルは、神、悪魔、その他、から受けた者にしかないスキルになります。
このスキルは、あまりにも強すぎる為、使用回数が存在するものがあります。
こんな感じに書いてあった。
俺は、スキルの詳細を見終わり、俺のスキル詳細を探そうとスキル詳細を受け流した…
俺のスキルの詳細が見つかるのは、そんなに時間は掛からなかった。
((えっと何々…篠宮 瀬科 のスキルは…))
俺は、情報の中にある自分のスキルを見た…
そこには…
((……な、何だこれ…『ケミストリー』って何だよ…、えっと…「化学」ぅ!?俺は、高校の時までほんのり囓った位の化学はやっていたが、今やっているものは「科学」だ!もう軽く程度の化学の記憶しかない……))
俺は、意味不明なスキルに、頭を抱えながら、怒りを露わにしたが、少し冷静になろうと深呼吸をし、多分詳細みれば何とかなると思い、スキル詳細を見ようと、情報に集中した…
((えーと?
「『化学』と言うスキルは、グラーススキルに該当します」
ふむふむそれで?
「このスキルの中に『化学生成』、『化学調合』、『化学合成』、『化学式』、『化学分離』…」
長い!長過ぎる!このスキルの中どんだけあるんだよ!!もう頭が痛くなって来たぁぁ!!後で…整理してから見よう…
「このスキルは、化学記号を使用して、物質の生成をし、調合及び合成を行い、完成した物が使えるスキルとなります。
このスキルを使用するに重要な事は、以下の様にあります。」
…ここからが問題だな…
「・化学記号が読める
・日本語、英語が読めて、唱えることができる
※この世界では、異世界語と言われています。
・化学式が何となくわかること
・化学に関して覚えているか
以上のものとなります。」
………、化学に関しての記憶がほとんどないのに…この世界やっていけないのでは…?))
俺は、今更ならがら、化学の勉強をちゃんとやればよかった…と思った…。しばらくすると、頭を抱えながら、「ダメジャナイカァ''ァ''ァ''!」と、奇声を発していた。
※彼は正気です。
奇声を発している最中に、止まっていた情報は、歯止めが無くなったのか、凄まじい勢いで俺の頭の中を駆け巡った、その時、ほんのり治っていた頭痛が酷くなり、奇声を発するのを止め、痛みを和らげるために、情報の中に意識を集中させた。
少し絶望しながら、そろそろ終わる情報に意識を向け続けていると、「篠宮 瀬科様へ」と書かれた情報を目にした。俺は、その情報がなんとなく気になり、流れる勢いが強い情報を無理矢理止め、そちらに意識を向けた。
((…この中に有益な情報があればいい事なのだが…あるかこれ?……考えても仕方がない、読んでから考えようか…えっと?))
「始めまして篠宮 瀬科様。
この情報を見ているという事は、貴方は、この世界の様々な情報、自分のスキル、使用方法…あ、これ書いてない…、いいや、後々貴方に、あげる物が有るので、それは、この情報の最後に載せておきます。すみません、脱線しちゃいました…」
((使用方法?そんなのあるのか…?…確かにないと、色々不便だな…
それと、あげる物って…なんだ?))
「さて、ここからが、本題なのですが、貴方は、この情報を読み終わると意識が元に戻ります。その意識が戻った数十秒後、貴方が言う、「女の子」が死にます…」
((え!?女の子が…まさか…))
「まさかと思うと思いますが、本当の事です。さっき、大量の矢が飛んで来ましたよね」
((な、なんで知ってるんだよ…、これ本当に情報か?))
「その矢を消す前に、女の子が何か呟きましたよね?あれは、グラーススキルでして、あのスキルを使用すると、精神を大幅に削る変わりに、指定した範囲内の人や魔物にタイムリミット無しの死亡効果を持ち、そこに居た人が放ったスキルを消す効果を持ちます。
もうわかったと思いますが、女の子は、そのスキルを使用して、精神を大幅にすり減らしてしまい、精神が壊れる一歩手前なのです。そして、さっき殺した人は、勇者の仲間でして、ちょうど、そこに勇者も隣にいまして…」
((あれって、グラーススキルなんだ…、多少の犠牲は、あるけど範囲で即死とかチートじゃないか?
……
話長くなりそうだから、ちょっと飛ばすか…))
「…ああ!!
私の話飛ばしましたね!?酷いです…泣きますよ…貴方の意識の中で…グスン……、でも、いいです!確かに長くなっちゃいましたし…
仕方がないので、簡単にしますと、
勇者がグラーススキルを使用して、瀕死に近い女の子を殺そうと、今現在、詠唱しています。」
((あ、飛ばしちゃっていいのね……
んで、要は、勇者が仲間の仇を討とうとしてるのね…
なら、勇者のグラーススキルの効果ってなんだ?))
「お?私が貴方と会話している事をやっと気付きましたね?これが終わったら、私の姿を見せてあげます!」
((あ、それはいいから、勇者のスキル情報はよ))
「ハハハ!!デレちゃって〜、大丈夫ですよ!ちゃんと見せてあげますよ!
さて、勇者の「今回」のグラーススキルは、『崩壊』と言うスキルになります。
効果は、肉体崩壊が発生し、崩壊完了すると魂の消滅、それと、指定した者の所から連鎖崩壊と言う、主に殲滅用に使われるものです。」
((今回って、なんだよ!?
てか、連鎖崩壊って…、グロいな…))
「よくわかりましたね!?このスキルは、確かにグロいです…。
この世界では、『崩壊』は、神の慈悲と言われていて、痛みを感じずに死ぬことができるスキルと言われていますが、実際は、違くて、人によって様々ですが、多少の「負の感情」がある状態でそれを使用すると、様々な痛みが襲って来ながら皮膚が爛れていき、筋肉が溶けていき、最後に骨が燃えて消えると言う最悪な結果があります。まるで、神の怨念にしか見えない……」
((…じゃ、じゃあ、女の子は…))
「死ぬかもしれませんねー、でも、貴方がいれば、死を免れるかもしれません!」
((ん?どう言う意味だ?))
「いきなり、言われてもやはりわからないので、まず、『崩壊』の発動条件を見てください、以下の様になります。
・使用する相手の精神が半分以下になった時
・戦う気が無し、やる気無し、死ぬ気あり、体力が限界に達した時、の以上の1つが当てはまった時
以上の2つが発動条件になります。」
((…意味がわからない…))
「パニックになって、あんぽんたんになったのかな…?まぁいいや、簡単に言うと、女の子の精神を安定させて、回復を促してください…、やり方は、女の子と繋がっていれば、いいだけです!」
((ん?繋がってるって、それって…))
「そう、ピーです…!あれ?これ書けないの?なら…、合体です!!」
((えっと?セクロスって言えばよくない?))
「まぁ、どっちも同じですから、いいじゃないですか〜、そんな事より!
その合体で繋がっててください!どんなことがあっても繋がっててください!いいですね?」
((お、おう!任せとけ!やってる?ぜ?))
「信じますからね〜、さて、情報の最後になりそうなので、さっき言っていた、使用方法を教えます。
まだ、頭があんぽんたんだと思うから、簡単に矢印形式にします。
使用する化学記号を思い浮かべます→合成して、物質生成でハイ終わりです。」
((あれ?それだけ?
さっき書いてあった情報と違くない?))
「今使う!!って、訳じゃないのだから、手を抜きました…」
((おい!?))
「ま、そこは置いといて…、そろそろ運命の時だ逝って来い!!」
((おい!?あげる物は!?てか、逝って来いってなんだよ!?))
「あ、忘れてた…
あげる物は、私が登場してから、あげるとして、逝って来いは、そのままの意味ですよ〜
あ、私が書かなければいいじゃないですかー!という事で、ハイ終わり!!!
時の神 オーラウールより」
((くれないのかよ!!?あと、酷いな!?絶対、飛ばした恨みあっただろ…まぁいいや、いい事聞いたし))
俺は、最後の情報に多少の希望が見えた時、流れてくる情報は、パタリとなくなった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もうなんとなくわかってしまったと思いますが、その分岐がどの様に変わるのかな〜〜?
少し、編集入れましたすみません。