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二刀流のタイムリーパー、最高の1試合を求めて ~何十年の果てに投げた、やり直さない一球~

作者:とまCo
最新エピソード掲載日:2026/03/07
限界集落で育った少年・きおは、ある日ふとした拍子に
“時間を戻せる”能力に気づく。

最初は遊びの延長だったが、
実験を重ねるうちに少しずつ法則が見えてくる。

——戻れるのは自分だけ。
——身体は戻るが、意識は進む。
——疲れはリセットされる。
——連続で戻せば、数分・十分・一時間まで遡れる。

やがてきおは、能力の“限界”にもぶつかる。
どれだけ積み重ねても、
**日付を跨ぐことだけは絶対にできない。**

昨日には戻れない——
その事実は、きおにとって初めての“時間の重さ”だった。

それでもきおは実験を続ける。
テスト勉強でズルをしようとすれば、
戻るたびに理解が深まり、
結果的に努力と成長を積み重ねてしまう。

森での生活、静かな村、誰もいない校庭。
きおはまだ、自分の能力がどれほど特別で、
どれほど未来を変えるものなのかを知らない。

ただ、戻れる時間の中で、
世界を少しずつ観察し、試し、理解していく。

この時点で、きおの世界はまだ小さい。
野球も、アメリカも、運命のバッテリーも、
まだ遠い未来の話。

けれど胸の奥には、確かに芽生え始めていた。

——もっとできるかもしれない。
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