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【プロットタイプ】セーフワード

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

私の一個の基準として。

『止めて』という言葉を発しても止めてくれないなら、そりゃもうハラスメントですわ。

この御時世、ネットが普及したお陰で様々な意見が飛び交う様になった。毒親やハラスメントなどの言葉も随分と気軽に使われる様になった。

ただ何時も思うのが、塩梅。程度。其れを越えなければ、毒親でもハラスメントでも何でもない。神経質になり過ぎだと。


今日も何があったか知らないが、ソファに座る俺に両手を回し、ベッタリとしがみついて来る。お陰様で目と本との距離が離れ、文字が読みにくい。

「うっざ」

「まぁまぁそう言わず。この歳になってもこうやって女子に甘えられるなんてまたと無いことだよ」

相変わらず聞く耳を持たない此奴の首根っこを掴み、無理矢理引き離した。猫の様に“だらん”と垂れ下がった腕が特徴的だった。

「なんつー嫌がらせ? まじで邪魔。退け」

「あ、マジ嫌なの? じゃあ、境を超えない様にセーフワード決めちゃぁう? あ、セーフワードって言うのは、相手が本当にやめて欲しい。という時の言葉ね」

鏡花の趣味嗜好は俺よりも多岐に渡る。此奴の判断的に生理的に嫌でなければ取り敢えず手を付ける。という人種なので、今の様にマニアックな言葉が飛んでくる事もある。

そう考え事をしている間に、俺の腕を振りほどいて、男の子硬い腿の上に頭を乗せた。

「……何でもそんな境界があれば、こんな問題にならないのかも知れないな」

些細な事でハラスメント。少し不快に感じたぐらいでハラスメント。今は大袈裟に使われ過ぎている気がする。だから不快感を心に留める事無く、嫌なら口に出せば良いと思う。そもそも 『止めて』という言葉を吐くこともなく、『ハラスメント』と扱われたところで、相手は理解してないだろうよ。

山を越えるよりも簡単だろう? 『止めて』と口に出すのは。

「随分、綺麗な事を言うね。境界が無いから揉めるんじゃないか」

「だから、ややこしい言葉の意味を理解して、分別を繰り替えす必要がある」

曖昧な物を解いてこその人間だろうが。

「其れは其れとして重い。退け」

「えー……」

渋々体を起こすと、隣に座って凭れ掛かってきた。何処までなら許されるのか、確かめている様だった。

書きたいことが何個もふぁさーっとしてると、纏まらないじゃないですか。

無理矢理纏めると、カオスの極みになるんですよ。

今回もそんな感じ。


以下は口煩い、お小言だと思って下さい。


ハラスメントって言葉が気軽に使われる時代になったと思います。

『え、其れハラスメントなの?』って思う事もあります。

子供が悪さをした時に『やっちゃ駄目でしょ!!』と叱るのを『虐待』と定義されてる様な、そんな感じ。


だからハラスメントの境界として、相手側が『止めて』と言われても続けるなら、ハラスメントだと思ってます。

『止めて』じゃなくても良いんですよ。

兎に角、相手が拒絶の言葉を吐いて、其れでも無理矢理続ける場合。


其れを飛び越えて『ハラスメントだ!!』と言われても、空気感だけじゃ分からない人とか、沢山いるんですよ。

だから自分が何もせず受け入れて、後から『ハラスメントだ!!』って叫ぶのは、言い方悪いですが、狡い。

後出しジャンケンです。


瑠衣と鏡花は互いの空気感とか約束事で、互いの限界を何となく分かっているので、空気感だけで止めます。

『止めて』とかあんまり意味が無い。空気のが大事。

だから本気で嫌がる事、互いが互いに絶交するレベルの事はしないんですよ。

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