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まぁ、王子どころか廃太子になりそうですけど。

それは、覚悟のうちでしたよね?



百年の恋も冷める瞬間とは、いったいどんな瞬間でしょうか。

私の場合は、婚約者と知らない女が、裸で寝ているところを見た瞬間でしょうか。


私の名前は、ナターシャ・アウルムメタール。

国を支える御三家の一つ、アウルムメタール侯爵家の娘。

ダイヤモンド鉱山や金鉱を持った我が一族は、莫大な富を有しております。


婚約者に朝食をともにしようと、誘われたのはいいのですが、いつまで経っても、朝食の席に現れない婚約者にしびれを切らして、部屋に入ってみれば、裸で寝ている婚約者と男爵令嬢の姿がありました。

このまま叫んで、婚約破棄を訴えても良いのですが、さすがに王太子ともあろうお方。

そんなことをすれば、王族の支持率が、爆下がりしてしまうことでしょう。


そんなわけで、私は、穏便に事を済ませようと、浮気の証拠を集めて、陛下に突きつけ、婚約解消をしてもらおうと、コツコツ証拠集めに精を出しておりました。

そんな時、留学していた隣国から、第2王子が帰ってこられました。


結局、王太子は、廃太子になり、借金と浮気女を両手に抱えて、平民の生活を送ることになったしまったようです。

だから、穏便に済ませてあげようと思いましたのに。

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