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日本と皇國の幻争正統記  作者: 坐久靈二
第四章の登場人物・用語集

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登場人物 その二

 特別警察特殊防衛課関係者


⦿()(ずみ) (ふた)()


・生年月日:西暦二〇〇五年(皇紀二六六五年)一月十日(第四章開始時二十一歳)

・登場:第二話『(かん)()(だん)(しょう)

・退場:第九十四話『感化の代償』


※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照


 (さき)(もり)(わたる)(うる)()()(こと)の高校時代の友人で、拉致被害者の一人。

 帰国後は他の仲間達と共に(こう)(こく)との戦いに参加したが、自分の無力さを痛感して精神的に限界を迎えた為、一足先に前線から離れて日常生活へと帰った。

 (わたる)()(こと)とはその後も交流を持っていたが、同時に拉致されていた時に相部屋だった椿(つばき)(よう)()とも密会しており、新華族令嬢の襲撃によってそれが露見したことで旧来の仲に深刻な亀裂が入ってしまう。

 その後、(こう)(こく)軍との戦いや()(そう)(せん)(たい)(おおかみ)()(きば)の討伐を巡る日本政府の強引さに対する姿勢と、(よう)()に対する姿勢などから級友達とはほぼ絶交状態に陥ってしまった。

 高校時代に虐めを受けていた経験から集団の同調圧力に対して強い嫌悪感情を持っており、戦時下に於ける動員に自分以外異を唱えなかったことにかなり強い不満を抱いていたらしい。


 一方で(よう)()には彼女が内通者だと判明してからも友情を感じており、力になるべく密会を続けていた。


 しかしそんな諸々の事情を抱えた彼女は(しん)(えい)(たい)()(てん)(のう)に目を付けられてしまい、(わたる)達を始末しようとする彼らの計画に利用されてしまう。

 特別警察特殊防衛課の動きを止める為に(すめらぎ)(かな)()の醜聞を記者の綿(わた)(ぬき)()()に提供し、(すめらぎ)の政治生命に止めを刺した。


 しかしその後、再び綿(わた)(ぬき)の取材を受ける為に喫茶店へ向かう途中で高校時代に自分を虐めていた()()()()()と出会い、更に(どう)(じよう)()(ふとし)と遭遇。

 ()()を身代わりにして逃げようとしたことを責められ、()()と取っ組み合いに鳴った結果、車道に投げ出されトラックに轢かれてしまう。

 これが致命傷になり、()(こと)の必死の救命も虚しく死亡。

 ただ、最後の瞬間には()(こと)と和解することが出来た。




⦿(すめらぎ) (かな)()


・生年月日:西暦一九七五年(皇紀二六三五年)十二月二十四日(第四章開始時五十歳)

・登場:第三話『()(たい)(きゆう)(へん)

・退場:第九十七話『()(ぼう)


※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照


 (うる)()()(こと)の母で政治家。

 世界最強の存在になることを夢見ており、その過程で(こう)(こく)に対抗する防衛体制の構築に尽力し、防衛大臣と国家公安委員長を兼任。

 特別警察特殊防衛課を設立し、戦時下では日本国を(こう)(こく)の侵攻から守り抜いた。


 しかし、自身の政策や戦時下に於ける戦略に於ける強引なやり方や事実の歪曲などが問題視された結果、選挙での落選と下野の原因を作ってしまい失脚。

 それでも国会の召集を引き延ばすことで()(そう)(せん)(たい)(おおかみ)()(きば)を捜査する特別警察特殊防衛課をギリギリまで存続させようとしたが、(しん)(えい)(たい)()(てん)(のう)の策略で醜聞を暴露されて政治生命を絶たれてしまった。


 更に、閣僚としての無理が祟ったのか体調を崩して入院していたところ、(すい)(ぞう)に末期癌が見付かって急速に衰弱。

 彼女を引き入れようとする()(りゆう)(いん)(しら)(ゆき)の手によって死に瀕してしまう。

 だが最後に()(こと)と会話したことで、夫を愛し続けていた本心を打ち明けて娘と和解。

 ()(りゆう)(いん)の誘惑を撥ね退けて静かに息を引き取った。


 彼女が家族を顧みず政治家としての仕事に専念していたのは、義父との約束で()(こと)を普通の人間として育て、()(じん)(かい)としての活動に関わらせて命を落とさせることがないようにする為だった。

 その為、家族との時間を奪った義父のことは憎んでいたが、同時に彼の事情は理解しつつ、自身も彼から得た(こう)(こく)に関する知見を利用して夢を叶えようとするなど、単純には割りきれないところもあった模様。




⦿(ばん)(どう) (あけ)()


・生年月日:西暦一九九六年(皇紀二六五六年)八月十日(第四章開始時三十歳)

・登場:第三話『事態急変(じたいきゅうへん)


※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照


 ()()(きゆう)()と同じく、(すめらぎ)(かな)()の元議員秘書。

 事実上の副官として皇を支えていたが、(すめらぎ)の落選によって失職してしまった。

 その後、一度だけ自身の能力を生かして特別警察特殊防衛課の捜査に協力した。



⦿()(なか) (ただ)(たけ)


・生年月日:西暦一九五九年(皇紀二六一九年)七月二日(第四章開始時六十七歳)

・登場:第九十二話『本能』


 (うる)()()(こと)が入院していた病院の医師。

 ()(じん)(かい)には属していなかった為特別警察特殊防衛課の一員にはなっていないが、初代総帥・(うる)()()(いる)と長年の付き合いがあった(よしみ)(しん)()に関わる患者の面倒を見ている。

 病院襲撃を受けて患者の(くも)()兄妹がホテルに移された為、それに合わせて双子の側に常駐していた。



⦿()()() (れん)


・生年月日:西暦一九九九年(皇紀二六五九年)二月四日(享年二十八)

・登場:幕間二『毒牙を研ぐ者達』

・退場:第二十話『運命の(ふた)()


※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照


 (すめらぎ)(かな)()の諜報員で、白檀揚羽とは同じ孤児院で育った仲。

 ()(そう)(せん)(たい)(おおかみ)()(きば)に潜入し、最高幹部の(はつ)()(しゆう)にまで出世していた。

 極めて高い調査能力を持っており、(しん)(えい)(たい)()(てん)(のう)の存在や目的にまで辿り着いたが、直後に()(わたり)(りん)()(ろう)の手によって粛正されてしまった。




⦿(うる)() ()(つる)


・生年月日:西暦一九七六年(皇紀二六三六年)五月五日(享年四十五)

・登場:第六話『親と子』回想内

・退場:本編前


※その他プロフィールについては第二章の当該項目を参照


 (うる)()()(こと)の亡き父。

 娘を普通の人間として育てる為に自らの父から匿い、また逃げ切れなくなった後は学校へ行かせている。

 また、父がその条件を呑む引き換えに妻が家庭に寄り付かなくなったことは承知していた。



⦿(うる)() ()(いる)()(ごく) (いる)()


・生年月日:西暦一九三四年(皇紀二五九四年)十月二十九日(享年八十七)

・登場:第一話『(ごう)(りん)

・退場:第一話と第二話の間


※その他プロフィールについては第二章の当該項目を参照


 (うる)()()(こと)の祖父にして秘密政治結社「()(じん)(かい)」の初代総帥。

 (こう)(こく)から日本国を守ることに強い使命感を抱いており、その為ならば身内の犠牲すらも厭わない「護国の鬼」。

 その為、生前の彼を知る身内からは軒並み碌でもない悪人と認識されているが、一方で一代にして(こう)(こく)に対抗する戦力集団を造り上げた手腕に関しては高く評価されており、現に父親の閏閒三入からは彼と比較して弟の能力の低さを嘆かれていた。

 但し、冷徹を貫かなければならないことに思う処はあったらしく、(すめらぎ)(かな)()との約束通りに()(こと)のことは普通の娘として育てることを許している。



 日本国の政治家


⦿(みな)(がわ) (かず)(ゆき)


・生年月日:西暦一九六五年(皇二六二五紀年)十月十日(第四章開始時六十歳)

・一人称:(わたし)

・登場:第八十九話『暴走』


 八月末の選挙で久々の政権交代を果たした新政権の首相。

 楽天的な性格。

 前政権までの長期与党の政策を間違いだと考えており、自身の政権で是正しようと考えている。

 その為に政権基盤を盤石にすべく、戦争終結を自分達の手柄と印象付けて支持率を稼ぐ為に停戦時期を後ろ倒しにするなどの策を講じる。

 ()(そう)(せん)(たい)(おおかみ)()(きば)の壊滅を以て特別警察特殊防衛課の活動を凍結させた。




⦿(うめ)(みや) (けい)(いち)


・生年月日:西暦一九六〇年(皇紀二六二〇年)四月二日(第四章開始時六十六歳)

・一人称:(わたし)

・登場:第八十九話『暴走』


 新政権の防衛大臣。

 南川首相よりは現実的な考えを持ち、(こう)(こく)()(そう)(せん)(たい)(おおかみ)()(きば)に対する危機意識をまだ持っている。



⦿(あい)() (ゆき)(やす)


・生年月日:西暦一九六三年(皇紀二六二三年)四月十七日(第四章開始時六十三歳)

・一人称:(わたし)

・登場:第九十八話『皇道保守黨』


 新政権の外務大臣。

 (こう)(こく)とのチャンネルが無く、交渉に四苦八苦している。

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