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魔王の仮面  作者: らんた
あとがき
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あとがき

 いかがでしたでしょうか?


 今回マイナーなシベリア神話を舞台にファンタジー作品を書き上げました。


 シベリア神話は動物と人間の境があまりなく動物の魂は人間に、人間の魂が動物に生きてる間でも転生するという世界観です。熊の毛皮を着て樹の周りを三回周ると熊人になるなど独特の世界観を持っています。


 「これ、『魔王の仮面』じゃなくて『焔神の仮面』じゃないか。タイトル変えろ」というツッコミも来るでしょうがそれはサロが正当な力を使ったからであって神と魔王という存在は紙一重なのです。だとしてもサロにも暗黒面がありましたよね。だからタイトルは『魔王の仮面』でいいのです。


 またエヴェンキ族の神話に登場する創世神にして蛇の神ジャブダルとなぜか名前が欠けてる創世神のマンモスの正体とは何か。それをエンターテインメントの中で表現することに成功しました。


 この作品をきっかけにシベリア神話が広く日本に普及することを願い、この物語を終えたいと思います。


 それともう一つ。この作品の執筆中に新型コロナウイルスが蔓延しました。作品の後半はまさに筆者もサロのようにこの病と社会的に闘って勝ち抜いたのです。作品の後半に疫病が蔓延したのも新型コロナウイルスの事を指しています。実に闘うこと三年。人類はようやく普通の生活を手にしたのです。まさに「魔王」との戦いだったと思います。当初この物語が完成した二〇二〇年の秋の時はたったの八万字。物語としては薄かったのです。それから三年間の間三点リーダーなどの文芸の基本などを校正しさらに風景描写、時間や季節の以降の描写などを追加し、複線投げっぱなしという状況も改善し実に真の完成は二〇二三年の秋となりました。文字数も約十万字となり文庫一冊分の分量となりました。とはいえ5類に落ちただけでこの新型コロナウイルスは収束したと言える状況ではなくまだ日本だけマスクしているという異様な光景での完成となったわけですが。それも日本中の学校であちこち学級閉鎖や学校閉鎖が起きるという異様な環境の中で。そう世界では新型コロナウイルスの戦いは終わったけど日本だけ終わってないのです。おそらくこの作品もさならる改良を加える必要があるでしょうから終わらないでしょう。いろんな意味で。


 この終わり方だとバッドエンドだって? そりゃそうでしょう。現実とシンクロさせているからです。そして物語を最後まで読んでくれた人は分かると思うけど「続く」なんだよね、本当は。そう、物語は日本国に舞台を移すわけです。


 真実の歴史という章をご覧ください。つまりこの話は倭国大乱と呼ばれる二世紀の歴史に繋がっていく物語とすることにいたしました。なのでこの物語は異世界ファンタジーではなく「歴史ファンタジー」なのです。


 そもそもシベリア神話は日本神話と共通点も多く同じ語族だけあって民族移動があったのではないかとも言われています。なのでシベリア神話に興味をお持ちいただけると筆者として幸せです。


 読者の皆様、本当にこの作品をお読みくださいましてありがとうございました。

※このあとがきは「なろうオリジナル」版です。

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