表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の仮面  作者: らんた
第六章 人を傷つけて何が楽しい!?
66/84

第五話

 病院がこうして作られた。一般病棟は城下町と一体化した場所に。そして感染病棟は、町の外に。


 サロは人形に命を吹き込む。


 配膳、投薬などは人形が行う。


 いちいち魔王であるサロが命を吹き込むのは疲れるので魔法を伝授した。


 もちろんサロはオロにも伝授した。


 ヴォルドにも同じよう一般病院、感染病院に分けた。


 感染病院に入院したからと言って死ぬわけではない。


 症状が無くなり退院する者も多い。



 病原体は血液から見つかった。魔法顕微鏡で見たものは信じられないものが映っていた。


 「これは、なんだ?」


 研究員たちが驚く。


 「さあ……」


 言いようのない物であった。


 「菌ではないぞ」


 さすがに細菌という概念は魔法顕微鏡を使うだけあって研究員たちは知っていた。だがそんなものではなったのだ。


 「鍵のようなものが先端についている」


 彼らが見つけたもの、それはウイルスである。しかし「ウイルス」という概念を正式に認識したのははるか後世である。今の魔族や人間には未知の領域であった。


 その後、薬は効かないのではなく症状を抑えることによって免疫が付くことが分かった。よって解熱剤などが重要なのと隔離病棟が必要であることも分かった。


 それからこの手の『菌』を「鍵菌」と呼ぶこととなった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ