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~序~
戦士キラの故郷ナコロ村が襲撃されていた。
村人という村人が屍鬼となりさらに別の村に襲撃していく。
そうしてどんどんロロが支配する死の国は領土を拡大していった。
この知らせを受けた戦士キラは大泣きした。
そしてサロたちが最も恐れていたことが起きた。
パイプライン襲撃。
バブルの栓を慌てて閉める鳥魔族や熊魔族.
それらの獣人に襲い掛かる骸骨兵や屍鬼.
サロらは窮地に立たされた。
ガスが無い生活。
それは皆が思っているよりも想像以上に苦しいものであった。
ナゴルはガスの無い生活に逆戻り。
そして魔王城やヴォルドは照明器具を抜いての節電生活となった。
木炭ガス発電はあくまで緊急用。生活を満たすためのものではなかった。
ミサラスに至っては電気が無くなった。
ナゴルはさすがに元から木炭ガス発電で満たせるようになった設計だが、お湯は釜炊きに逆戻りとなった。
そして結界の外は骸骨兵だらけとなった。