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魔王の仮面  作者: らんた
第三章 人間達が攻めてきた!
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第二話

 ――土埃を上げて奴らは来た


 「来るぞ」


 「来たぞ~」


 上層階にいる鳥人が遊牧民の大群を確認する。


 なんと弓矢を放つと爆発が起きる。


 サロが張った結界がいとも簡単に爆破された。


 城壁もどんどん崩れていく。


 魔王城から放つ反撃も効果あるものの如何せん爆発の雨である。対抗できない。


 商人も総出で魔法で反撃する。


 弓が届かない場所から鳥人が魔法で反撃するも効果が薄い。


 跳ね橋に小さな爆発物を当てられた。


 なんと上がっていたはずの跳ね橋が降りていく!!


 城門も壊された。


 こうして城内で戦いが繰り広げられることとなった。


 魔王は地下四階の真の謁見室にいる。


 軍隊の一部は地下一階にいる。


 戦えない者は地下一階の金庫室に居る。もちろん灯りは消したままだ。今の金庫室は内側からでないと開けられない緊急状態の仕様となっている。


 どんどん騎馬民族の軍隊が階を登っていく。


 三階、四階、五階と制圧されていく。


 騎馬民族の軍隊が王を探した。


 「いない!」


 「いないぞ!!」


 ――今だ!


 鳥魔族が空から放った珠から一斉に眠りガスが噴出する。


 騎馬民族の軍隊がどんどん眠りに落ちた。


 「眠り魔法無効化ペンダントは身に着けているか? 進撃!」


 鳥魔族が地上に降りて城内で眠っている敵軍をどんどん葬る。


 形勢は逆転した。


 騎馬民族の軍が引き返す。


 「今です、彼らを追います」


 シュクラは地下三階の大広間にいるカラロに水晶で連絡する。


 カラロはこの報告を急いで地下四階のサロに伝えた。


 「カラロ、奴らの矢が届かないところからとっておきの攻撃魔法の命令をするんだ」


 「はっ!」


 「地下の入り口は敵に見つかってないな」


 「はい」


 「敵に制圧されたが奪い返したんだな? お前ら、反撃するぞ!」


 「「おお~!」」


 真の謁見室で勝鬨かちどきが上がった。


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