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【エタってないんだからね!筆力向上修行中】屑星だって生きている~誰か教えて!ユニークスキル【editor】の使い方~  作者: Darjack


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78話 湖の畔に

 

人狼(うぇあうるふ)】。


王牙(おぅが)】と並ぶ地上最強の魔物の一角。


 頑強さ、瞬間的な破壊力こそ【王牙(おぅが)】に一歩譲るもののその速度は【魔狼(うるふぇん)】に匹敵。

 特に月の満ち欠けに影響されるといわれる変身再生能力は満月の夜に最高潮を迎えるという。



 見れば脇腹の切り傷はみるみるうちに塞がり…。



 Wowooooooooooooooooon!



 筋肉男の筋肉は一回り二回り程もぶ厚くなって見える。気が狂って死にそうだ。


 【魔狼(うるふぇん)】の速さに【王牙(おぅが)】並みの力って!どんだけ無理遊戯(げぇ)かよ!


 【人狼(うぇあうるふ)】は手に持っていたボクの黒刀を咥えるとバキリと両の牙で噛み砕いて見せた。


 肩口に刺さったお嬢様渾身の矢も、肉の盛り上がりに押し出されポトリと落ちる。


諏訪久(すぽぅく)様っ!お嬢様を連れておにげください!」


 半分呆けていたボクに忍者達の活が入る。


 忍者たちは苦無や投槍を投げ、【人狼(うぇあうるふ)】を誘うモノの【人狼(うぇあうるふ)】は真っ直ぐ莉夢(りむ)の元に向かった。



 縺オ縺ッ縺ッ縺ッ縺ッ縲∝」イ繧翫Δ繝ウ縺ォ蛯キ莉倥¢縺。繧?セ。蛟、縺御ク九′繧九°繧峨↑縲―――――。

(ふはははは、売りモンに傷付けちゃ価値が落ちるからな、お前等みたいな清楚お嬢様系やら黒肌の長身くっコロキャラは金払いのいい客が付くんだ、()()()はオークションにかけてやるよ下手すりゃデカ万超えるぜ)


 不穏な笑いとともに吠える人狼が莉夢(りむ)とお嬢様ににじり寄る。


 お嬢様を背後にじり下がる莉夢(りむ)


 お嬢様の弓が無くなった以上頼みの綱は莉夢(りむ)の長杖だけ。


 忍者の方々の攻撃も刺さる端から押し出され、落ちるとともに傷が塞がって行く。焼け石に水だ。


 筋肉男から【人狼(うぇあうるふ)】への体型変化で身長が伸び更に遠くなった間合いに莉夢(りむ)も苦戦している。お嬢様を背中に守り【人狼(うぇあうるふ)】の攻撃を払い、躱してはいるが防戦一方だ、お嬢様もボクも得物を破壊され有効な反撃方法を持たない。


 小石を人狼の顔めがけて投げ付けてはいるけど目のあたりへ飛ぶもの以外は無視されてる。


 【人狼(うぇあうるふ)】の払い手の爪が莉夢(りむ)の手をかすめた!ヤバいかすっただけで結構な衝撃が伝わっている、あれじゃ暫くは杖をしっかりとは握れない。


 お嬢様の必殺技“無弓の操矢 天国へ行っちまいな(ごうとぅへヴん)!”もあんなにちょこまか動かれたら多少軌道を曲げても当たらない、一回こっきりで連発できないのがやはりつらい。


 どうにかしてボクの方で敵意(へいと)を稼ぐか動きを止めてお嬢様の矢を当てる策を練らないと。


 ボクに残されたのは魔法のみ、どうする?


 【睡眠(すりぃぷ)】、【呪詛(かぁす)】、【恐怖(ふぃぁぁ)】精神系は軒並み不発。興奮状態の相手には効果半減、抵抗(れじすと)されてしまった。精神抵抗力もナカノヒトがいると格段に上がるみたいだ。


 New!【(すとぉむ)】は巻き込んだ瞬間気を引けて顎に一発莉夢(りむ)の杖が当たったけれど、後はガン無視されすぐに傷も再生した。


 “矢“系は弓も持っていないし、お嬢様の自動推進のやり方も習っていない、早目に聞いて置けばよかった。


 あとは……


 【火球(ふぁいぁぼぅる)】!


 ボクの手に出現した炎の固まりに【人狼(うぇあうるふ)】はおろか周囲の人も全員目を丸くしていたけれどままよ!今【水口(わら)】や【土礫(ぐらべる)】が役に立つとは思えないし…後で【editor(えでぃたぁ)】の種明かしが必要かなぁ…。


 首元を狙って投げつけ暫く顔の辺りが火に包まれたけれど【人狼(うぇあうるふ)】はやはり意に介さず、焼け焦げた肌も毛もすぐにポロポロと剥がれ落ち、下から新しい皮膚と毛が顔をのぞかせた。


 あんだよっ【王牙(おぅが)】よりタフなんじゃないか!


「ぐぼっ!」


 莉夢(りむ)の変幻自在の杖さばきをほぼ見切り、時には力技でいなす人狼の間を読み切った前蹴りが莉夢(りむ)の腹に突き刺さる。


 後ろに飛んで力を逃がした莉夢(りむ)の顔色が蒼い、ヤバい肋骨か内臓でもヤッたか?でも接近しなきゃ【治癒(ひぃる)】も使えない。


 後残っているのは【障壁(しぃるど)】か【念動(ふぉぉす)】、【障壁(しぃるど)】は時機(しお)が厳しすぎる、こっちの予想通りに奴が攻めてくれるとは限らない。

 自分がやってみて初めて分かる、【黒大躯(だぁくおぉく)】戦でイナヅマが【障壁(しぃるど)】をしくじったのも無理はない。


 ぶっつけ【念動(ふぉぉす)】で莉夢(りむ)の手助けなんてできる訳ない。せいぜい【人狼(うぇあうるふ)】の動きを阻害することぐらいしか…。


 それだっ!


「お嬢様!」秘密の会話でお嬢様に繋ぐ。


「呼び方!!」……ごめんちゃい、美都莉愛(びっとりあ)


美都莉愛(びっとりあ)…様…」「#」「あぅ……ボクが【人狼(うぇあうるふ)】の動きを止めます、熱っついヤツで天国へ送っちゃってくだしあ!」


「ええっ!」


 莉夢(りむ)姉さんがピンチなんだよ!


人狼(うぇあうるふ)】に向かって手をかざす。


 魔法(こまんど)起動窓(ぷろんぷた)(おぉぷん)


 行って来い大殺界!!!!


念動(ふぉぉす)】×5→並列(ぱられる)起動(えんたぁ)!→New!【(あれすと)



(がッ!?)


人狼(うぇあうるふ)】は莉夢(りむ)に拳を叩き込む直前の体勢で動きを止めた。


 縺ェ縺」?√%繧後′繧、繝ウ繝√く縺具シ滄擇逋ス縺?シ

(なっ!これがインチキか?面白い!)


 大声で笑いながらも無理矢理に体をよじり【念動(ふぉぉす)】改ことNew!【(あれすと)】の捕縛から逃れようと暴れる【人狼(うぇあうるふ)】。


 なんだこりゃ!抑え込んでいる相手が抵抗してくる分だけガリガリ魔力が削られていく!本来瞬間的に発動させる魔法を継続発動している弊害か?


「お…美都莉愛(びっとりあ)!長くは持たない!」


「り!」(了解)


 莉夢(りむ)はここぞとばかりに目、喉、両の手指から始まり眉間、人中、金的、水月、ありとあらゆる急所を突き、殴り、潰している、けれど端からみるみる回復していくのが癪に障る。


 左手を前に突き出した美都莉愛(びっとりあ)は空中で何かを握る仕草。人差し指だけがピンと伸び、莉夢(りむ)の背中越しに【人狼(うぇあうるふ)】を指差す。


 ――――天国へ行っちまいな(ごうとぅへヴん)っじゃない!?


「貴方が選んでくれたこの魔導衣(すぅつ)(ホントは羽生さん推薦です)、時間がある間にずっと操作説明を読んでいたの」


 右手を左手の脇に添えそのまま引き絞る。まるで見えない弓と矢がそこにあるかの様に。


「光よ!」


 そう唱えたお嬢様の弓手と引手の間に輝ける矢が現れた!


「私にぴったりの仕掛けがあったのよ!」


「シィッ!」射線を開けろの合図で、すっと横へその身をずらす莉夢(りむ)


 捕らわれた【人狼(うぇあうるふ)】は回避することも倒れることも許されず莉夢(りむ)に殴りかかった姿勢のまま、必殺の間合いでお嬢様…美都莉愛(びっとりあ)と対峙した。


 繧上?縺ッ縺ッ縺ッ??擇逋ス驕弱℃繧九?ら羅髯「縺ョ辟シ縺咲峩縺励□縺ェ?∝シ灘・ウ?√が繝。繧ィ縺ョ縺昴?遏「縺ッ菴慕匱繧よ茶縺ヲ縺ュ縺??縺ッ遏・縺」縺ヲ縺?k縺

(わーははは!面白過ぎる。病院の再現だな!弓女!オメエのその矢は何発も撃てねぇのは知っているぜ)


 笑い狂う【人狼(うぇあうるふ)】へ向けお嬢様は叫び輝きの束を空へと解き放った。


「導き給え!女神の弩(ごっです ごぉぉがん)!」


 美都莉愛(びっとりあ)の左腕にきらめく光の弓の輪郭(しるえっと)を空視る。

 夜の湖畔を俄かに辺りを照らす光の奔流が【人狼(うぇあうるふ)】の胸の中心を貫き突き抜ける!


 縺?♀縺翫♀縺翫♀縺翫♀縺翫♀縺翫♀縺翫♀縺奇シ

(うおおおおおおおおおおおおおお!)


 長い叫びを残し【人狼(うぇあうるふ)】はガクリとその首を垂れ、力尽きた。


 同時に【(あれすと)】を解く。どさりと地に崩れ落ちる人狼の身体。


 ヤバい、【(あれすと)】は要封印かも、魔力の削れ具合がエグイ。


 倒れた人狼の喉笛を更に潰しに行く莉夢(りむ)。体重を乗せた長杖は大地を抉った。


 地面を転がり莉夢(りむ)の長杖を躱した【人狼(うぇあうるふ)】が吠える。


 縺」縺溘≠?∵イケ譁ュ縺励m繧医▲?

(チィったあ!油断しろよっ!)


 えっ!?あれで死んでないの?魔石壊れてない?


 転がった先で両脚を振りその場反動で飛び起きる【人狼(うぇあうるふ)


 窶ヲ諢丞、悶→鬩壹>縺ヲ縺ュ縺?↑窶ヲ蜷檎ィョ縺ョ鬲皮浹繧定、?焚騾」邨舌@縺ヲ―――――。

(意外と驚いてねぇな。同種の魔石を複数連結して生成したアバターは魔石の数だけ命を持っているってなぁ知ってる奴ぁそんなに居ないはずなんだが)


 魔石壊したら死ぬってのぁ魔物のお約束じゃないのか!?


 何やら喚いている【人狼(うぇあうるふ)】を尻目に美都莉愛(びっとりあ)莉夢(りむ)の元へ駆け寄る。両手でそれぞれの手を握り。


「あわわ!みんな見てるから!」っと何やら勘違いされたけれど。


治癒(ひぃる)】×2人


「これ……お母さまの?」


 真正面から美都莉愛(びっとりあ)を見つめる。


「黙っていてすみませんでした、これがボクの――――【editor(えでぃたぁ)】の力です」


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