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【エタってないんだからね!筆力向上修行中】屑星だって生きている~誰か教えて!ユニークスキル【editor】の使い方~  作者: Darjack


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45話 不穏な噂

おまたせいたしました

 倉利州(くらりす)先輩から聞いた不穏な情報の真相を確かめるべく、情報収集のため帰り道に冒険者組合(ぎるど)へ立ち寄った。


 そこで、僕らは見た。


 ()()()()()()冒険者“上慎(かむしん)”様のパーティ“永遠の尊多(えたぁなるぞんだ)”加入者募集!


 の告知。


 三級(あか)!?上慎(かむしん)が?初級(こっぱ)登録から十日も経っていないのに?


 納品は?護衛依頼は?推薦は?査定は? 金か?金の力なのか?


 告知版の前で立ち尽くす僕たちに気付いたのか斌傳(びんでぃん)さんが声をかけてくれた。


「信じられないわよね~もう、界隈では有名な話だから教えてあげるわよ、昨日、例の木っ端冒険者(かむしん)が…」


 採取方法不揃いな薬草類の納品。

 尊多(ぞんだ)商会の使命護衛依頼も複数回こなし全てが“優”評価。

 推薦は“二級(しろ)冒険者不羅毘(ふらっぺ)”!


 そこまでならともかく、決め手は…


 【小鬼(ごぶりん)】の生魔石を四個、同時納品したらしい(四個も!!!!)。


 これだけ揃ってしまうと最悪の組合(ぎるど)査定もひっくり返し、四級(くろ)すっとばして三級(あか)冒険者昇格が決まってしまったとのこと。


 上慎(かむしん)不羅毘(ふらっぺ)が組んだ。


 先輩から聞いた不穏な情報とはこのことだった。


 上慎(かむしん)にもあのポチャにも昇級に関する知識なんてあるはずは無いのだから現役二級(しろ)冒険者から何らかの助言があったろうことに想像は難くない。


 無断欠席(どたきゃん)事件のあと、賠償やら違約問題やらのいざこざで“翠の牧場”は分裂。

 雨田隊(あまだたい)を後見として副代表が独立し設立した別パーティへ移籍した人数も多い。


 不羅毘(ふらっぺ)の代表する“翠の牧場”は個人的に不羅毘(ふらっぺ)を慕う冒険者を残して事実上開店休業状態だった。

 そこに目を付けた初級(こっぱ)冒険者集団(ぱぁてぃ)(ちな、初級(こっぱ)冒険者集団(ぱぁてぃ)登録申請したというのは木ノ楊出流(きのゃんでぃる)冒険者組合(ぎるど)開設以来初めての出来事だったらしい)“永遠の尊多(えたぁなるぞんだ)”代表“木っ端(こっぱ)”の上慎(かむしん)(最速二つ名取得おめでとう)は“翠の牧場”を吸収、単独(そろ)冒険者も何人か呼び込み人数だけなら中堅冒険者集団(ぱぁてぃ)に迫る勢いだという。世も末か。


 そんなすっとこ冒険者集団(ぱぁてぃ)が【小鬼(ごぶりん)】の魔石四個納品って…まぁ不羅毘(ふらっぺ)二級(しろ)冒険者なんだから無理ってことは無いと思うけど、四個も同時納品ともなると…!金か!金の力なのか?金の力恐るべし。



 ぎぃ



 噂をすれば、元“翠の牧場”副代表樽素虎(だるすとら)組合(ぎるど)の木戸を開けて入ってきた。


 疲れた様子の樽素虎(だるすとら)はボク達の姿を目にとめるとその目を爛と見開きものすごい勢いで迫ってきた。


「あんたたち!不羅毘(ふらっぺ)見てない?!」


 今にも食いつかんばかりに縋り付いてきた。


「いや、ここんとこ会ってないけど」


一昨日(おととい)から姿が見えないんだよ、大店の冒険者集団(ぱぁてぃ)の相談役になったから困らないなんて意地張ってたけど。あいつ貴族の男に騙されて非道い目にあってるんだよう、それ以来男は苦手のはずだし、貴族見ると突っ張っちゃってさぁ…」


 目に一杯涙をためて訴える元副代表。ちょ…襟首絞まってるから引っ張らないで…く、苦しい。


「あんたたちにも突っかかったりして悪かったよう、でもあいつ、非道い目にあって腐ってたアタシらを励まして、守って、纏めて食わしてかなきゃって…あいつなりに必死だったんだよう、許してやってよう、もう付いていけないって娘達が居るからアタシゃ新代表なんかになって別冒険者集団(ぱぁてぃ)作ったけど、アタシだってあいつにぁ世話になってるんだよう借りがあるんだよう…」


 さめざめと泣きだした樽素虎(だるすとら)にお嬢様は、

「貴族にも庶民には何やってもいいって思ってるクズは居るからね、自分が何のお陰で生きているのか考えもせずにね」


 ああ、ステキ…お嬢様の眼が爛々と燃え盛っていらっしゃる。


「居なくなった状況を教えてちょうだい。できる限り力になるわ」よろこんで!


 樽素虎(だるすとら)の集めた情報。斌傳(びんでぃん)さんや組合(ぎるど)内にいた友好冒険者集団(ぱぁてぃ)の皆さま他の話を統合すると恐るべき仮説が浮かび上がった。


 一昨日(おととい)、県央へ向かう尊多(ぞんだ)商会の荷馬車が御代(みだい)町を出発した時、荷馬車の常設護衛に混ざって護衛任務についた“永遠の尊多(えたぁなるぞんだ)”には上慎(かむしん)の他ポチャ、数人の元単独(そろ)冒険者の他に不羅毘(ふらっぺ)他三名の女冒険者が同道していたらしい。


 しかも“永遠の尊多(えたぁなるぞんだ)()()は長渡支領で依頼完了し空荷で帰ってくるという木ノ楊出流(きのゃんでぃる)領内だけで完結する短期のお気楽指名依頼だ。


 そしてその帰り道、峠の山中で【小鬼(ごぶりん)】と遭遇、“永遠の尊多(えたぁなるぞんだ)”だけで四匹の【小鬼(ごぶりん)】を倒した。

 翌日、その魔石を納品した時には不羅毘(ふらっぺ)他三名の女冒険者の姿は無かった。


 そしてその日からだれも不羅毘(ふらっぺ)達の姿を見ていない。


 すなわち、不羅毘(ふらっぺ)他三名の女冒険者の最後の目撃者は“永遠の尊多(えたぁなるぞんだ)”の面子という事になる。


「納品の時に不羅毘(ふらっぺ)達の話は出なかったのかしら?」お嬢様の問いに


「手続きは秘書とやらが進めていて、本人は吟遊詩人を呼び出して如何に苦戦して四匹を倒したかの喧伝に一所懸命でね…まさか、実際は【小鬼(ごぶりん)】を倒したのは不羅毘(ふらっぺ)達で重傷を負ったか殺られちゃったのを何処かに見捨てて…」


 斌傳(びんでぃん)姐さん怖いことを仰る、流石にそんな血も涙もない人間が居るなんて…思いたくはない。


 樽素虎(だるすとら)の顔からサーッと血の気が引くのが眼に見えて判った。


樽素虎(だるすとら)、すぐに集められる面子に声かけて、友好冒険者集団(あなたたち)も協力できる人たちにお願いできる?時間の勝負よ、今から皆で長渡(ながと)までの臨時冒険者集団(ぱぁてぃ)を組みます、依頼主は耀導徒(てるみっと)第二(つぅ)目的は街道周辺の遭難冒険者集団(ぱぁてぃ)の捜索と救出」


くぅ、この決断と行動力!そこにシビれる!あこがれるゥ!

ファイザーワクチン副反応で二日ほどロスしました(泣


評価pt10も頂きました!


ヤル気充填120パーセントぉ!


今回5話分更新予定ですっぞぉぉ〜う!

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