96話 時間稼ぎ
髱「逋ス縺?↑縺√??橿鮃ケ縺ィ縺ッ縺セ縺溘ち繧、繝励?驕輔≧繝代Ρ繝シ繝峨い繝シ繝槭?縺?縺ュ縺??繧」縺ョ險?縺」縺ヲ縺溯淹陋ク縺ィ繧る&縺
(面白いなぁ、銀鷹とはまたタイプの違うパワードアーマーだねぇ兄ィの言ってた蟹蛸とも違う)
森の木々を広範囲に吹き飛ばし大きく抉れた窪みの反対縁同士で睨み合う。
これだけ流暢に魔物語を話す魔物は多分―――。
「お館様、恐らくあの【大悪魔】はナカノヒト入りです、正武先生も苦戦した武術を修めた個体だと思います」
魔導通信でお館様に情報を伝える。
「ナカノヒト…。正武が?それでは生半可な仕掛けは命取りになる可能性もあるな」お館様も緊張を新たにする。
きゅぴぃいいん!
一七ニ〇様と【大悪魔】相対する静寂を引き裂いて圓明流光閃が走る。
カクリと首を傾けた【大悪魔】の額を打ち抜くはずだった光閃の軌跡は真っ直ぐ後ろの木の幹を丸く焦がし射抜いた。
諤悶>縺ェ縺√?∽ク顔ゥコ縺九i縺ョ繝ャ繝シ繧カ繝シ繝薙―――――。
(怖いなぁ、上空からのレーザービームで撃ち殺されるモンスター達を見ていなかったら一瞬で片が付いたかもしれないケドね、ホントおかしいよ君たち大砲とかも無さそうなのに光学兵器はあるって)
へらへらと笑う【大悪魔】。
圓明流光閃は効きそうにもない。
そうなれば一七ニ〇様・お館様とでの肉弾戦になる。
ただでさえ情報の少ない【大悪魔】に剣戟が何処まで通用するのか分からない。
魔物軍が全体でどれだけの戦力があるのかも知れない。【闇王牙】は健在なのか。他にも【大悪魔】級の魔物が居るのか。
木ノ楊出流側の卓越戦力は一七ニ〇様、八八二三〇様、後詰の五六八〇様は未だ自閉症状態から復帰されず。確実に頼れるのは隣領文和のお館様義弟茶日琉・105卿の魔導騎様のみ。
木ノ楊出流から見て右翼側の防衛線に県軍からの応援魔導騎様が三騎に兵二千。その更に奥には蒼穹騎士爵家の矢川領に一騎の魔導騎様がおられるがそちらは県の援軍兵千と合わせて防戦で手一杯だろう。
左翼側の国軍駐屯地の魔動機様が三騎、参加総魔動騎数十一騎の大戦力だけれど殆どが防衛寄りの配置だから前線まで攻勢に出られる魔導騎様が二騎だけというのは多少心もとない。
そこへ来て敵勢力の優勢な場所を遊撃するべき二騎のうち、まだ無傷に近い一七ニ〇様をこの場に拘束されるのは正直キツい。
でも【大悪魔】を野放しにしてしまえば周辺の領軍が蹂躪される事は明白。
理想は可及的速やかに【大悪魔】を殲滅することなのだけれど、先程一七ニ〇様が落下して作ったまあるい窪みに微妙な距離を強いられ両者の間を広げ一足一刀の間合いが取りづらい。
いたしかたなし、イザという時の初見殺しは諦めよう。
内緒の通信で伝える。
「お館様、一瞬ですがヤツの動きを止めます、飛び込んで一撃で沈めてください」
「…お前が言うからには出来るのであろうな」どこか笑みを含む語調でお館様のお言葉が返って来る。
時機を計る。
ゆったりと腰を落とし膝を曲げる一七ニ〇様。
数度見せかけの攻め気を見せた後不意に跳んだ。流石だ、打ち合わせていなければ仕掛け損なう所だった。
【大悪魔】も間を外され一瞬たじろいだけれど如何せん飛び込む間合いが遠すぎた。体勢を立て直す時間は十分にある。
と、思うよね。
【縛】!
飛び掛かる一七ニ〇様の動きを見て躱そうと試みた瞬間を捉えガッツリと動きを封じる。
エグイ程に削れていく面頬内部表示の魔力目盛。
躱し損ねた【大悪魔】は一七ニ〇様の大太刀で一刀両断。
とはいかなかった。
【大悪魔】の口から噴き出す紅蓮の爆炎に飲み込まれた一七ニ〇様は勢いを失い窪みの中に落下してしまった。
「お館様!」
同時に【大悪魔】の身体から爆発的な魔力が吹き上がり【縛】は無理やりに抵抗解除されてしまった。
窶ヲ荳?蠎ヲ邨碁ィ薙@縺ヲ縺ェ縺阪c譁ャ繧峨l縺ヲ縺溘°―――――。
「…拘束魔法…一度経験してなきゃ斬られてたかもな、だが所詮は初見殺しだ。
どうやら魔法小僧がこの辺りに隠れて居るな?兄ィから時間を稼げと指示されてるんでね、悪いが邪魔者は排除させて貰おう」
「逃げろ!諏訪久」
一七ニ〇様の叫びと【大悪魔】の口から黒煙を巻き上げながら真っ赤な吐息が吐かれるのはほぼ同時だったと思う。
周辺の木々や下生えをそっくり【炎の吐息】で焼き払う【大悪魔】
お館様が躱さずに敢て炎を身に浴びて防いだ方向の射線を中心に懇ろに焼き尽くしてくれちゃって!
「義息よ、生きてるか!?」お館様の声。
「辛うじて」
【炎の吐息】に耐魔属性がどこまで対抗できるか判からなかったから【水口】と【土礫】で作った即席の塹壕に潜り込んで凌いだ。
周りの生木にすら火が付き燃え上りはじめている。火力どんだけよ。
こりゃ魔導衣で直受けしなくて正解だったかもしれない。
それにしてもナカノヒト魔物なんたるちあ。
【炎の吐息】を食らったお館様の受け方で守ろうとした後方の何かの存在を察知する洞察眼は尋常じゃない。
窪みの底から飛ぶ圓明流光閃に【炎の吐息】を中断し、躱す【大悪魔】。
ん?
窪みの底のお館様とイナヅマの上手を取ったんだ。此処は無理にでも攻勢に出た方があちらとしてはいい場面じゃないのか?
「諏訪久、あの【大悪魔】のナカノヒトは多分キミ達が倒した【人狼】のナカノヒトと同一人物だ、【人狼】に使った手は初見にならないぞ、それにどうやら【闇王牙】のナカノヒトとも顔見知り臭い」
「んなっ!」なにそれ、どういう事?
「なる程な、一七ニ〇殿、ナカノヒトとは”中の人”か、魔物の中に入っているかの如くアヤツを繰っている者が他にいるのだな?そのものが武術に通じていればその魔物も武技を使えるという訳だ」
そうか、ナカノヒト入りは特別な魔物と言う意味じゃなくて人が中で操っているってコトなのか。
あっ!魔物の森で戦った【小鬼】達、連携とか追い込みとか魔物らしからぬ策使ってたのって…。
だとしたら、今【大悪魔】が積極的な攻勢に出ないのにも何か意味がある可能性が?
魔導小板の呼び出し音が響く。
美都莉愛からだ、嫌な予感しかしない。こっちが戦場に居るって判ったうえで掛けてきているんだ緊急事態以外にはない。
「どうした、美都莉愛」
「諏訪久!街が!御代町が魔物に襲われているわ!」
次回は来週更新の予定です。
更新情報は「活動報告」とツイッターで流します。
https://twitter.com/DarJack51
頑張りますので今後もよろしくお願いします。
某「黒なんちゃらら」書く間があったら「屑星」進められばとも思うのですが一つの作品に集中していると煮詰まってしまうらしくこっちを書いているとあちらのネタが浮かびあちらを書いているとこちらのフレーズが降りてくるといった具合でして。
筆休めに別の文書くタイプだったんですかな、私。




