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投了

 わたしはゲームが好きだ。

 特に好きなゲームは将棋やチェスといった古典的なボードゲーム。

 いつもインターネット対戦で遊んでいる。


 将棋はおもしろい。大局を観て、たとえ味方であってもいらない駒は犠牲にして、勝利をもぎ取るのだから。こんなエキサイティングなゲームはなかなかない。


 勝ったときは、自分が相手より賢かった証明になるし、負けた時はその逆になる。だからこそ、負けられない。これは現実世界と同じだ。

 だから、今日もわたしはどんな手を使っても勝とうとする。最弱な歩3つを犠牲に、わたしは勝ちを目指す。


「負けました」

 相手の投了する声が聞こえた。

 今日もわたしはいくつもの犠牲のはてに、勝ち続けている。

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