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超短編

死ぬ僕と生きる私

作者: ミーケん

【Twitter企画34作目】


 いつも僕は死んでいる。

 なにもできず、なにもせず、なにもしたくない僕。

 なにかする気もないし、なにもしたくないし、なにかしたところで意味なんてない僕。

 どうせ僕なんてその程度。どうせ僕なんてなにもしないクズ。

 僕なんてただの臆病者なんだ。死んでると言っても同じ。


「僕は死んでいる」



 いつも私は生きている。

 なにかをできて、なんでもして、なんでもしたい私。

 なにかをする気もあって、なんでもしたくて、なにかをすれば必ず意味をなす私。

 でも私はまだできる。まだ私はもっとできる優等生。

 私はもっとできる優等生なんだ。だから私は死んでないだけ。


「私は死んでないだけ」



 あの子は偉いよね。

 だってあんなに優しくて、あんなに気を配って、あんなに不器用で、ほんとに可哀想。


 なのにどうして死んでないんだろう。

 僕だったらもう生きてはいないだろう。

 死んでいられる。

 だったらもう死のう。



 あの子はダメだよね。

 だってあんなに意地悪で、あんなに気を配らないで、あんなに器用で、ほんとに羨ましい。


 なのにどうして生きているんだろう。

 私だったらもう死んではないないだろう。

 生きていられる。

 だったら生きるのも悪くない。


ども。

今回は詩を書いてみました!

完全に詩です!どうみても詩です!完璧に詩です!

ちなみに『完璧な詩』ではないのでそこは了承してください。

というかそもそもそんな詩を書けるほどの技術なんて僕にはあるはずないので。笑


では、適当な説明を。

この詩は私と僕がお互いをお互いに憧れているお話です。

私は適当に生きていられる僕を。

僕は自分を殺している私を。

つまり『隣の芝は青く見える』ということです。

今回の詩はこの言葉を意識したものとなっていました。

それが伝わればいいなと思ってます。


では、また次の機会にどーぞ!

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