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それが全能結晶の無能力者  作者: 待雪 妥当
episode-2. -復讎の歌謳い-

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3-1  start

episud.2 -復讎(ふくしゅう)歌謳うたうたい-


3-1 start


 ――わたしは幸せだった。


 世界がどれだけ狭く暗くても、その先が絶望しかなかったとしても、わたしには信じられるものがあるから。


 わたしを暗闇から連れ出してくれる人がいる。大切な人の手をわたしは取る。


 (雪哉)はわたしを闇から祓ってくれた。


 友達(逢離)はわたしに光を照らしてくれた。


 わたしは孤独じゃない。


 わたしは生きていける。わたしはずっと、みんなと、一緒に。


 何があっても、きっと、わたしは真っ直ぐ、生きて――







































 ――ホントウニ?


 その問いかけにわたしは目を開く。


 そこは深淵。その真ん中にわたしがいた。


 何も見えない。でもわかる。『視』られている。


 そしてその耳に纏わりつくような、気味悪い声が、わたしの頭の中に響く。
































 ――ウソツキ……。


 わたしは嘘なんてついてない。


 わたしは何も偽ってなどいない。


 わたしは大丈夫。後ろめたいことなんて――


































 ――ワタシヲ殺シタクセニ。


 暗闇の向こうに二つの光が見えた。


 獰猛な獣のような瞳で射抜かれた気がした。


 怖かった。身体は強張り、時間が停止する。

 

 そしてわたしは、目を、醒ました。

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