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集団プサイ
広大な草原と山並みのすそが接する地帯を集団プサイが支配していた。かつてのリーダーはファイといったがすでに存命ではなくプサイがリーダーにとってかわっていた。ファイは原始理論をもったリーダーでありそのもとでメンバーたちはデバイスを発達させ集団の存続を安定させていた。
ある日、山へと向かうけものみちを外れたブオは崖にでた。そしてその眼下に大きな湖を発見した。発見者にちなみ集団のメンバーはこの湖を「ブーオ」と呼んだ。ファイが衰えプサイが代を替わる頃この湖で容易に魚が取れることが認識された。集団プサイはほぼ無限とよべる食糧源を得たのである。
このことが集団プサイを変容させた。