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小人もリモートをするんです  作者: 古山 経常
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二話 リモートって何ですか?

二話 リモートって何ですか?


 要は淡々と仕事をこなしていく。横でエスパーダがパジャマで転がりながらゲームをしていても、自分もあっちが良いとは思うことなく、会議資料を作ってメールで他の社員に送る。


「ふーっ」


 ノートパソコンを閉じて、大きく息を吐いた。


「仕事?」


 エスパーダは声だけを投げかけ、ゲーム画面から要のほうへ顔を向けてくれない。


「うん、これから会議」


「ふーん。じゃ、帰りに牛乳買ってきて」


 エスパーダは人間の料理にケチをつけるが、人間の世界で売っている食材は無条件に受け入れていた。牛乳は小人が売っている物よりも量が多く、安いからで、期限を過ぎそうになったら要に飲んでもらうことも出来る。


「今日はコンビニ行かないよ」


 要はスーツに着替えながら、言った。


「はあ? なんで?」


「今日はリモートだから」


「リモート?」


 エスパーダは首を傾げた。エスパーダの職場ではまだ実行されてはいないらしい。


 要は軽く説明をしてあげた。


 エスパーダは好奇心に目を輝かせている。


「やってみたい」


「後で想達とやろう。リモートには飲み会もあるから」


「うん」


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