表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/23

3話 3日間

なるべく週1以上で投稿するよう心がけます。今回は週2になるのかな?

「なるほど。俺たちが寝ているときにそんなことになっていたのか。起きたらレオの領地にいて驚いたぜまったく。」

 暢気なものでカイルとアイリは僕の領地につくまでぐっすりと眠っていた。こういうのを見るとこの2人はお似合いだなぁと思ってしまう。

 父上には当然報告をしており、アイリとカイルと僕の領地からそれぞれ討伐隊を編成し森の魔獣討伐と伝説の剣の入手を同時進行することになった。

 僕とカイルはゴードンに剣を教えてもらうことになり、アイリは自領にいる女騎士に教えてもらうことになった。

 

「森に魔獣ね…。やっぱり災厄は起きてるってことなのかしら?剣は確かに使えるようになったほうがいいのは分かるけど、私体力ないのよ…。」

 あまり乗り気ではないのはアイリ。女の子だから体力がないのは仕方ないけど、アイリでないと解決できない事がこれからたくさん起きることになる。そこはまじめに取り組んでもらわないといけない。まぁ、やる気を出させる役目はカイルに任せることにしよう。


 翌日、父上とカイル、アイリの父上達で森の魔獣討伐の編成についての会議が行われた。アイリも付いていくと駄々をこねていたみたいだが、アイリの鍛錬は自領で出来るから結局許可されなかったみたいだ。鍛錬中もアイリとカイルがいちゃいちゃして身が入らないのもダメだし。大人しくしていてくれアイリ。

 カイルと僕はゴードン監修の元、体力作り剣の素振りと基礎から始めていた。すぐにでも剣技を教えてもらえると思っていたからすごく残念。思った通りに剣を振れないと、技にすらならないと言われては素直に従うしかないんだけどね。ずっと素振りってのもなぁと思いながらカイルを見ると、すごく集中している。絶対僕より反発するとばかり思っていたから驚いた。カイルの姿勢見てると文句も言えなくなるんだよね。普段のカイルが、だからね…。


「3日じゃ結果なんて一切出ないと思ってください。カイル様は熱心に鍛錬されているようですが、レオニス様?雑念が多いですよ。考え事は鍛錬の後にしてくださいね?」

「っ。よくわかったねゴードン。分かったよ、とりあえず今は鍛錬に集中するよ。」


 ゴードンはすごいな。考え事してるってよくわかったなぁ。それともそんなにのめりこんでたかな?怒られたし集中しないとな。


「レオ、なんでも武術ってのは雑念が入ったりするとよくわかるものらしいぞ。俺たちはまだ下手くそだから分からないけど、極めれば極めるほど分かるらしいぜ。」

「そうなんだ。ゴードンに指摘された後だとものすごく理解できるよ…。」

 今は少しの休憩時間。カイルに言われてゴードンに雑念を指摘された理由がわかった。そういうことか!

 毎年王都で武を競う大会がある。決勝戦なんかは必ずしばらくお互い動かない時間があって、なんで動かないんだろ?ってすごく不思議に思っていた。その謎も今解けた気がする。

「武術祭の決勝だと必ず見るあの動かない時間ってお互い隙を探していたってことなんだね。はー、謎が一つ解けたよ。」

「レオって物知りな感じがするのに案外知らないこと多いよな?俺はほら、体動かすことしか能ないし?自然とそういうことには詳しいんだよ。領地経営とか種類関係はもうさっぱり。いっそのこと騎士団に入りたいなぁ。」

 物知りだと思われていたのか…。カイルが書類系苦手なのは知ってたよ?学園だとそういうのすべて僕に聞きに来るんだもん。

「そりゃそうさ。僕らの歳で何でも知ってたら逆に驚くでしょ。知識が偏ってて当然だよ。まぁでも揃って僕ら長男だしね。上手いこと弟に座を渡せれれば騎士団は入れるんじゃないか?弟君も騎士団目指しているみたいだけど。」

 そう、カイル兄弟はそろって2人とも剣が好きなんだ。やっぱり兄弟だよね。好きなことが同じって。僕?僕は一人っ子だよ。兄弟はいない。


 そんな他愛もない話を休憩中に挟みながらこの3日間鍛錬に励んだ。3日で何が出来るようになったっていうのか。まったく何もだ。こればっかりは仕方ないけど未来のためだ。成長を感じれなくても信じて鍛錬を行うのみってね。ゴードンに初日言われたし?


 アイリとは3日ぶりに会った。僕とカイルが一緒に鍛錬しているからすごく拗ねていたみたい。護衛の方たちすごく気を使ってあれやこれやと宥めていたみたいだな。顔に出てる…。これから森に行くのに大丈夫だろうか?


「ところでゴードン?編成は通常の2倍で行くんじゃなかったっけ?僕知ってる通常の編成の半分しかいない気がするのだけれど?」

 そう、カイルと合流したときはアイリと一緒に来るのかなって思ってたんだけど、アイリと合流したのに半分しかいない。どういうこと?

「それがですね。森へ行くのにそんな大人数で言ってどうする!って怒られまして。主に食料とか物資を運ぶ人でも必要になるってことで。ただ護衛もってこともあるんで、少数精鋭で行くことになりました。本当は団長達を入れて真の精鋭部隊にしたかったみたいなのですが、さすがに領地が手薄になりすぎるってことで我々が選ばれました。」

 食料の問題で却下されたのか。なるほどって思ったけどね。こういうところもちゃんと覚えておこう。勉強になるね!大人数で森に入れば探索も楽になるなと思っていたからそこは残念だったけどね。石探しだけは始めの予定通り。


 空には雲が太陽を隠したり隠さなかったり。雨が降る様子はないのでそのまま森へと進む。前回と違い、森につくまで僕たちは一言も話さなかった。無言のまま馬車は森へ進んでいく。

1章終わりましたら元ネタである僕が小学生の頃に書いた本の内容をそのまま外電扱いとして投稿しようかなって思います。

本当にそのまんま載せるので内容はまぁご愛敬ってことで一つよしなに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ