プロローグ
初めまして。星になった旅人です。
初投稿となりますこの作品「全てを賭けるその時に物語は始まりの音を鳴らす」は私が小学生の頃授業で作成したわずか300文字の小説を元に作り出す作品となります。
レオニス、カイル、アイリーンの3人は初等部の長期休暇で出された課題の一つ、共同研究のテーマについて話し合っていた。
「という訳で、私はこの町のはずれにある伝説の剣。それを手に入れるもしくはその調査を今回のテーマにしたいのよ!」
幼い頃から聞かされていた伝説について調べたいと主張するのは≪アイリーン・カイラー≫
「あるかないかもわからない。ただの伝説だぞ。はぁ…アイリ、夢を見るのはいいがやはりありませんでした…では研究の意味がなくないか?」
アイリーンの提案に否定の意思を告げるのは僕≪レオニス・ヴォイド≫
「いいじゃないかレオ。俺はアイリの提案に賛成だよ。もし噂は噂だった…という結果も結果なんだしさ。必要なのはその過程だよ。過程さえしっかりしていればそう悪い評価にはならないだろうさ。物によっては高評価にだってなるはずだぜ?」
アイリーンの意見に賛成し、レオニスを説得する≪カイル・ハルバート≫
僕たち3人は親同士が仲が良かったこと、それぞれの持つ領が近かったこともあり、幼い頃よりよく遊んでいる幼馴染だ。
僕たちが通うのは王都にある学園の初等部で、学園には貴族の御子息御令嬢がそれぞれ8歳から入園することになっている。
僕らはその学園の初等部2年生。つまり現在9歳だ。
この長期休暇の課題の1つ、共同研究のテーマなったのは領地から少し離れたところにある森の中にあると噂されている伝説の剣の調査になった。正直僕はそんな噂母上や父上。いや、それよりも前、ご先祖様がとっくに調べているにきまっているこの噂をいまさら調べたところでと思っている。
だけどまぁ、カイルはアイリのことが好きだしアイリの提案になることは分かっていた。今年の共同研究の評価はきっと低評価だろうな。
「テーマは決まったわね。早速だけど伝説の整理をしましょう?」
2対1の多数決で決まった共同研究。早速情報を整理しようと話を進めるアイリ。
「そうだな。俺が聞かされているのは伝説の剣は森の中。それも選ばれた者でなければ入ることのできない境界の中にあるって話だな。」
「選ばれた者でなければ入ることもできないそんな伝説をどうやって調査しろっていうのさ。どうみても調査できなくないか?」
ここぞとばかりに食らいつく。やはり意味がないのだからやめたいんだよなぁ。
「そこは大丈夫よ。だって私この3人なら選ばれるって確信しているもの!きっと森の前で伝説の剣に認めて下さいってお願いすれば選んでくるはずだわ。」
「いやそれ・・・何の根拠にもなってないから。」
自信満々に主張するアイリにあきれながらも反応する。
絶対気のせいだと思うんだよね。伝説の話がきになってそういう風に感じてるだけだと思うんだよね。
「根拠になってなくても。それでも私は確信しているの。呼んでいる気がするの。昔からそう感じるんだもの。」
涙目で訴えられると何故か罪悪感が…いや卑怯だぞアイリ。
「呼んでいる…ね。僕が聞かされている伝説には伝説の剣が担い手を選んだ時、世界に災いが起きるって話なんだけどさ。アイリの感じるとおりなら未来に災いが起きるってことだよね。」
「そ、そういえばそういう話だったわね。でも確かに呼ばれているの。だからこそこれは調査しなくてはならないと思わない?」
しまった…僕としたことが賛成せざるを得ない。僕のバカ!認めるしかないじゃないか。
「っ…そうだね。わかったよ。僕の負けだ。気のせいか気のせいじゃないか確かめる為にもちゃんと調査しないとね。」
そうして僕達の共同研究は始まることになった。
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ヨクモ、ヨクモ、ゼッタイニユルサナイ。
ソノタメニハ…アァ、イイトコロニアルジャナイカ。アレノソンザイヲツカエバ。クク、マッテイロヨ。
自分が昔作ったあの小説の終わりに続くと書いたにも関わらず続いていないこと。を理由に今の私があの小説を元にきちんと終わらせるための作品にもなります。
書き方のおかしな点など多数あると思います。その際にはぜひご指摘いただければと思っておりますのでどうぞお気軽にお読みください。