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軍事会議Ⅱ

「要するに。。。。【世界大戦】の前触れ・・・・。」

 それこそ、大陸を二分する代物だ。この大陸世界はずっと戦争し続ける、とんでもない国であり、唯一的に、その影響から逃れていた南極国家らしく、それでいて、その地理的、地政学的恩恵をぎゅっと詰め込んで、箱庭にしたような、この国である。


「か、海上油田・・・・?」

 更に恐ろしい現実がまっていた。資源なんてあるわけないじゃん、小島嶼国家だし、、、と思ってたのだが。


「はい、この国には、海上油田が唯一的に、独占的にそれがあり、大陸全ての国がこれを供給されています。」

 あわわわわわ・・・・。どうすんだこれ?


 しかも、軍事力こそ、実の所既に準備されていたらしい。海軍力がつい100年で一気に急造されていたらしい。これも【女神】のおかげ・・・?


「いやー、私関係ないかな。全部、父(130)のおかげかなぁ?」

 あれ、お前の父親、超有能じゃねぇの?


「ちょっと待て、まさかお前ら、、、【父娘おやこ】で異世界転移してきたの・・・?」

「ええ、そうだけど。」

 愕然とする俺。それに気を留める事もなく、お父様が更に説明を食わらせにくる。

 要するに。。。。都市国家が既に、海兵隊も100年で訓練し、海軍力も既に大国レベルで保持されていた、ということ。


 既に、都市国家は、その大陸の臨戦状態において、その立ち位置を大いに問われる事になってる。

必然、この国家が、大規模な海兵、海軍力を投入したり、石油を封鎖すれば、その国は終わりだし、徹底的にこの国をころしにかかるだろう。


「で、大陸の情勢は・・・?」

 それは、内陸の大半を支配する、それでいて、海洋にも面してる国、すなわち、陸軍国家にして、独裁体制を敷いた政府統制型の市場を形成する国家。

それに対するのが海軍国にして自由主義な諸国の連合たちらしい。


「だいたいお察しだな。。。既に陸続きの海軍国の超大国様がさっきいたまでの現実の史実やその国の在り方みたいに、無視きめこむ余裕もねぇな・・・。」


 明らかにその独裁国の陸軍国は脅威において他にないだろう。まず、地図上から完全にその陸軍国を抹殺するという、強迫的な観念しか浮かばないはず。


「ところで、この国はもう既に。」

 そう、もう運命は最初から決まっていた。勇者もクソもない。後は“引き金”を引くだけだ。

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