転生したのに嫌な予感しかしない
タイトル被りしてるってマジ!?(リサーチ不足)
人生はとにかく苦労せずに生きたいと思ったことはないだろうか。私は物心ついた時からずっとそう思って生きてきた。しかし私の人生はイージーモード突入できず、ハードだった。
現在私は会社に出勤をしているのだが、現在14連勤くらいかな。いや、もっとか?働きすぎてどのくらい働いていたか忘れた、というくらい働いている。のくせして滅茶苦茶の低賃金である。
詰め込み教育が正しいと思っている馬鹿親に、クラスに馴染めなくていじめられるは、やっと成人したかと思えば就職先はブラック企業。酷いときなんか14連勤だ。流石に精神が病んでも仕方のないことだとは思わないか。極限まで追い詰められた私は自殺した。逃げだって?どこがイージーだよ。私に一瞬でも何もかもから解放された時などなかった。こんなハードモードな人生歩んでいられるわけがない。死ぬ寸前は少し怖かったがそれ以上に早く解放されたいという気持ちが強すぎるくらいあった。薄れゆく意識の中で私はやっと解放されたという理解できなかった気持ちが理解できた。来世があるならイージーモードがいいなぁ……
「おめでとうございます!可愛い女の子です!」
意味の分からないセリフが聞こえ思わず目を覚ます。そもそも目が覚めたのがあり得ないのだがその時の私はそんなことまで考えている暇などなかった。まず目に入ってきたのは修道服を着た女性とかなり派手な濃い青い髪をした男。男はまるで滝のごとく涙を流していた。
「貴方、やっと……私たちに子供が……!」
「ああ、嬉しいよ……!」
私を抱いている女性のセリフで私は理解した。私は赤ん坊か。それもまたしても女。嫌な予感しかしない第二の人生が幕を開けた。
続 か な い