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友人観察キロク

作者: 小暮 識

ちょっと想像と違かったりしたらすいませんm(_ _)m


突然だが私の友人は変わっている。いや、変わっているという話に追いつかないほどだ。


何故かって?

まず私の友人は元気な、否、元気すぎる爺さんである。

70歳を過ぎた立派なジジイである。

それだけならいいだろう。別に変わってるところなんて何も無い。普通の元気すぎる鬱陶しいジジイだ。



そんなジジイのおかしな所は、、、



その1

じじいの癖に高校に通っていること。


何故ジジイなのにと思うだろう。私だって思う。学校生活については、私はよく知らない。別の高校に通っているから。しかし、ジジイ曰く、とても充実したものらしい。





その2

自称3歳の天才児という設定を作っていること。


ジジイなのに...。それを本人に言うと、同い年だから!!!なんて言っている。毎回それを聞いて、ジジイもとうとう...なんて感慨深く思う。





その3

これは天才児という設定にも繋がってくる。

妄想癖を持っていることである。とんだ野郎だ。。。


本人の設定では、ハーバード大学をスキップしたというもの。とっても頭のいい3歳だそうだ。黙れジジイ。

他にも、わしの嫁は~、なんて言っている。いやいやその嫁(?)2次元キャラだろ?現実を見ろ、現実を。



この時点で、「あ、やばいやつだ。このジジイ。」と思うだろうがもう少し付き合って欲しい。





その4

このジジイは70を過ぎたクソジジイだ。だがこれを聞いて更にドン引きするだろう。

それは、、、



幼児好きというもの。ロリコンでショタコンと言えば良いのだろうか。

ジジイは、毎週暇な時に小学校付近の公園で散歩をしている。

勿論、幼児たちの安全を見守るという名の観察だ。キモイ。ひたすらにキモいと思う。こんな高校1年生は、ましてや3歳児なんて居ない。





その5

こんなジジイでも妻がいたということ。


そう、()()のである。過去形にはなってしまうが...

その女性は昔からジジイを冷たくあしらい続けたそうだ。当たり前だ。むしろ結婚してもらえただけ有難いと思え、クソジジイ。


この前その女性とあったが普通にいい人だった。あのクソジジイの元妻、さぞかし変人(言葉を濁す)なのだろうと思ったが普通な感じだった。あの変人(こちらも言葉を濁す)と結婚したのが私の最大の汚点だと言っていた。ジジイのことでとても話が盛り上がり(勿論悪い意味で)仲良くなった。今もよくメールなどをしている。


今のジジイは、バツイチだ。

この前、[結婚相手いつでも募集中!!?]なんてZwitterで呟いていた。だからと言って学校の教員などから、ましてや生徒から嫁を探そうとすんな!エヘッじゃない!もういっそのこと滅びてしまえ。。。





その6

家柄が何気にいいらしいことだ。


生まれはアメリカだそうだ。写真も見せてもらったから確かだ。本人曰く、アメリカの大手会社の社長の孫、だそうだ。嘘だろう。こんな老害が?ないない。だが、実際金持ちだったり、権力を持ったりしているジジイなので普通の人よりは裕福な生まれだったのであろう。


再び本人曰くの、前述の通りだっだが責任というものが嫌で好き勝手生きていたら甥や姪にとうとう疎まれてしまって家を追い出されたらしい。クソだ。本当かどうかはともかくコイツクソすぎる...


結局、少しばかりの金(それでも庶民には十分多い額だったそう)を渡され日本へ来たらしい。その金や家柄を使い今の権力を手に入れたそうだ。本当なのか怪しい。怪しすぎる。まずそんなお坊ちゃんだったのならこんなクソジジイの塊みたいにならないだろう。きっと嘘だと思う。





...とこういうジジイなのである。

おかしすぎるだろう。こんなヤツが世の中本当にいるんだなと昔私も思ったものだ。




だが、ジジイはあっちの高校ではそこそこ人気者らしい。そんなトンデモぶっ飛びジジイな所が楽しいし面白いらしい。




まあ、分からないでもない...とだけ言っとく。


これからも私のそんな友人との付き合いは続くだろう。

...ということは、私のそんな友人の観察は今後も続く訳だ。

きっと飽きることはないだろう。





なんだかんだ、私はそんなジジイが嫌いではないのだ。



読んで下さりありがとうございました。

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