第16章魔族侵攻1
16に突入です。
旧インデア帝国 山頂
僕は神龍と対峙している。『我に挑む人間よ!愚か者め!』よくあるセリフだ。しかしこんなのと戦った記憶が無い。
という事はザコなのかな?と思っていたら真面目にやらないと勝てる相手では無さそうだ。「一騎当千」少しも減らない。「明鏡止水」を繰り返す。
何時間戦ったのだろう・・それとも数日なのか?何回目か覚えていないが「一騎当千」「明鏡止水」と何度も繰り出す。
そして遂に・・勝った!『我に勝つとは大した者よ。』と言って消えた。気分的に疲れたよ。ミッション先生。
『ミッション・コンプリート』
『おめでとうございます。召喚で神龍を呼び出せます。レベル300まで解放。』
こいつ役に立つの?ミッション先生・・と思っていたらさっきの女が居る。「役に立つに決まってるでしょ?あんなに痛めつけなくても・・」と言う。
「悪いな。あんたのペットだったか?」と僕が言うと「な、何言ってるの!アレは私よ!」と言う。(ああ、この子ちょっとアレで可哀想な子なんだな。後でシヴァに診させよう。)
そう思い同情的な目で見た。「私おかしな子じゃないからね!」と言う。「うんうん。みんなそう言うんだよ。」と暖かい目で見たら怒り出した。
「だ・か・らあれは私!」「おう!お前はアレだ!分かっているぞ!」と会話はかみ合った。
仕方ないのでイタイ子を連れて獣人の所に行った。「山頂の方で凄い音と振動がありましたが・・」と老婆が言う。
「あれは神龍と戦っていたからだ。」「そちらの方は?」「アレな子だ。」と言うと「ちょ、ちょっと!なんでそんな雑な紹介するの!」と怒り出す。
あとで牛乳と小魚を与えようと思い「このままじゃ獣人族もここで暮らすの不便だろ?うちに来ないか?」と聞くと「皆と相談させて下され。」と老婆が言った。
「また一週間後に来るよ!」と言ってゲートで下山するとハンゾウとアルファがいた。「そちらの女性は?」とアルファが聞いてきた。
「山奥で遭難してた。」と言うと「遭難してない!!」とまた怒る。「頭を強く打たれてる感じですか?」とハンゾウが言う。
「そうなんだよ。だいぶアレになってる。」と僕が言うと「御可哀想に・・」とハンゾウも同情の目をした。
「ちょ、ちょっと!ルシファー?」と言う。「な、ハンゾウ分かるだろ?とりあえず治療の為に一足先に帰るよ。」と僕が言うと「御意!」と言って去った。
「治療ってルシファー怪我したの?」と聞くのでシヴァを呼び「あいつを治療してやってくれ。」と頼む。
「主よ。何処も悪くないですよ?」と言う。「でもアイツ自分が龍だとか頭おかしい事言うぞ?」「し、失礼ね!龍に変身してただけよ!」とまた怒る。
「私はミカエルよ。ルシファー。」と言った。「三日得る?」「ルシファー・・ちょっと見ない間にバカになった?」と落胆したように言う。
「悪いが僕はヴィンハルトだよ。そんな名前じゃない。」と言うと「まだ魂が覚醒してないのね・・」と寂しそうに言われた。
「もうすぐべリアルが魔族を率いて来るわ!早く目を覚まして!」と言う。「誰が来ようが負けたりしないさ!それとここではハルトと呼んでよ。」「分かったわ。私を思い出してね!」とキスをする。
北の大陸
「魔王様、侵攻準備は整いました。どういたしましょう?」「第1陣はベルゼ将軍だったな!腕前見せてもらおう!」「では出陣いたします!!」
「ルシファー、いやヴィンハルトだったな。堪えれるかな?」ハーハッハッハと笑うべリアルだった。
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