第15章王国再編10
やっと次の章に向かえそうです。
ヴィンハルト王国 王城
ジョーカー教授が「あのコロッシアムは何も使われていないのは惜しいと思うのですが?」と言った。「何か使い道が?」と言うので「今は何も・・」と寂しく僕が言うと。
「歌劇や演劇、演奏とかに使わせればよろしいのでは?」と言われ速攻で爺に丸投げした。「ふむ!確かに良さそうですな!」と爺も乗り気だ。
俗に言う、芸術が花を開き始めた瞬間だった。
旧インデア帝国 帝都北500km
そこに7000mとも1万mとも言われる山々が有ると言う。そこには巨大な魔物や亜人、仙人が棲むと言う。所謂これぞファンタジーと言うヤツだ。
「お屋形様、訓練に忍者部隊やアルファ殿の部隊も参加しては如何でしょうか?」と言ってきた。「それも良いな。アルファにも言ってみるよ。」
アルファもぜひ!と参加を表明した。僕だけ一足先に挑む。アルファとハンゾウは後から来てと言い残して。
一番下から登る。1000mくらいまでは人は居たがそこから無人だ。3000m超えた辺りから温度も低く酸素も薄い感じだ。
この服と靴が無ければきっと死んでいるだろう。洞窟を発見した。入ってみると獣人族と言われる人発見した。「な、なんで人がいるんだ?」と驚かれた。
きっと現代なら絶滅危惧種だ。レッドリストに入るだろなと考えていると攻撃を受ける。食べ物にも困っていそうだ。
ニコニコしながら全てを交わして病気っぽい人の側に行こうとすると、さらに攻撃が激しくなるがどれも当たらない。
「あなた方と仲良くしたい。病人を診させてもらえないか?」と僕が言うと「人間なんか信用出来るか!!」と叫ぶ子供が居た。
「早くしないと助からないかもしれないぞ?」と威圧を少し込めると失禁した。シヴァを呼び診てもらうと「万能薬で何とか治りそうです。」と言う。
野菜と魚の鍋を作り、病人には雑炊を作った。恐る恐る皆、口にするが1人が「美味い!」と言うと一斉にがっついた。
結局空になるまで皆、無口で食べた。長らしき人物がポツポツと語ってくれた。何百年か前は人も獣人も仲良く暮らしていたが300年くらい前にインデア帝国の初代皇帝が人のみが尊い生き物だと。
そこから獣人は迫害され奴隷や見世物にされていったと語った。「インデア帝国は僕が滅ぼした。安心してくれ。と言っても中々住んでる人は変わらんだろうがな。」
「僕はヴィンハルトと言う。よろしくな!」と言うと「あなた様は何者なのです?」と奥から老婆が出て来て聞いてきた。
「先程の眷属は精霊の中でも神に近い種族。それを御従えなお人となるとただのお人ではありますまい。」と語る。
「何者かはあなた方で判断してもらって構わないよ。ところで山頂には強い魔物や仙人とかいるの?」と聞くと「山頂までは誰も行った事が御座いませぬ。」と言う。
「そっかあ。じゃあ行って来るよ。」と言うと「御一人で行かれるつもりですか?」と老婆が聞く。
「そうだよ!行って来るね!」と言って手を振って出た。
女性が1人立っている。「久しぶりねルシファー!」と言ってきた。こいつも5018歳の口か?と思っていると「忘れたの?」と悲しそうに言われる。忘れるも何も初めましてだよ・・
「またオーディンと争う?」と言われても1度も争ってない。「今のままじゃ勝てないわよ。」と言う。「じゃあどうすれば良い?」と聞くと「先ずは鍛えないとね。」
「この上に居る神龍に勝てないようじゃダメよ!勝てたらまた会いに来るわ!その時は思い出してね!」とキスされ消えた。
『ミッション:神龍を倒せ。』
最近出番ほしがるなあ・・ミッション先生・・・
いつもありがとうございます。




