第14章シラン陥落4
頑張ります!
ヴィンハルト王国 王城
「お屋形様、シランから反撃に合い少しですが苦戦しています。」とハンゾウが言う。「どんな反撃?」と僕が聞く。「まず食糧が狙われ、街中で矢を掛けられました。」
(ゲリラ戦が出来るヤツがいるのか?面白いな。)「敵軍にも出来るヤツが居たんだな?」「正確には傭兵のようです。」「そいつ欲しいなあ。」「そう言われると思いマークしております。」
「よし!捕えたら連れて来い!」「御意!」
シラン共和国 首都
「ヴィンハルト王国軍より無条件降伏を求める使者が参っております。」「せめて私の命と財産は保証させろ!」と図々しい事を言う。「1時間待って返事が無ければ総攻撃する!!」とマイヤが叫ぶ。
大商人も市民も降伏しろ!と叫ぶ。傭兵達は最初の5分で負け直ぐに逃げ出して行った。それを離れて見ていたアルファも逃げようとしたが捕えられた。
徹底抗戦だ!と叫ぶも兵は居ない。大統領に残された道は降伏だけだった。ここにシランは滅亡。貧しい暮らしを強いられていた人々は歓喜した。
ヴィンハルト王国 王城
捕えられたアルファは素直に従っていた。「私は陛下の軍と戦いましたが陛下の事は尊敬しておりました。」と言う。アルファは小国の王子だった。ある日突然オローシア帝国に滅ぼされたのであった。
「そんなある日、オローシアは陛下に180万の軍勢を向けられながら陛下は勝ったと聞きました。しかも隣国エラクも助けながら壊滅状況にまで追い込んだ。私は胸が空く思いでした。」と言う。
「私は落ち延びた100人の兵を養うのに精いっぱい。父や妹がどうなったかも分からないままなのです。私は殺されても良いですが兵は助けて下さい。私に着いて来てくれた者達です。」と訴える。
「卿は勘違いしておる。処罰なら捕えたりせぬ。余に遣えよという話だ。」と言われ「へっ??」とマヌケな声を出すアルファだった。「再度聞こう!余に遣えぬか?」
「余に遣えるなら卿に1万の兵を預けよう!どうだ?」「身に余る光栄!陛下にお仕え申し上げます!」とアルファは言った。
「以前オローシアに囚われた者達の中にそなたの妹らしき人物がいた。連れて参れ!」と言うと1人の少女が入ってきた。「お兄様!」「エメラルド!」と再会する。
奴隷にされていた人の中にもアルファの国の人が10名程いた。「しばらくは皆で暮らすが良い。」とハルトが言うと「有難き幸せ!このアルファ。陛下に一生の忠誠を以て恩返し致します。」
実はエメラルドはドラッグを使われ娼館でボロボロになるまで働かされ廃人になっていた。「陛下に身体も心も助けて頂き生きる事が出来たのです。」と言う。「恩返ししないとな!」とアルファが言う。
シラン共和国 首都
爺が内政官を連れ瞬く間に内政改革に着手していく。今まで暴利を貪っていた大商人には過去を遡り、追徴課税された。民衆の暮らしは徐々に良くなっていく。
逃れようと国外に逃亡を図った商人は財産没収され追放された。しかもヴィンハルト王国との関係を悪くしたくない近隣諸国は逃亡者の受け入れを拒否したのだった。
逃げたがった大商人は諦め、内政官の言うとおりにするのであった。シラン共和国の東隣りは大国、インデア帝国だ。北にあるのは国と言うのか分からないアリバと言う地域らしい。
ならず者の地域で暗殺、盗み、ギャンブル、売春、ドラッグに人身売買と盗賊が占拠しているようだ。背後はオローシアだというウワサだ。だから何処も手が出せなかった。
アルファの初仕事場所が決まったな。と呟くハルトだった。
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