表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海外から異世界に?  作者: 駿
8/258

第1章6

『ミッション:村と村人を守り、魔物を殲滅せよ!』


1人平原の方に歩いて行こうとすると村人たちが止めようとする。普通の感覚なら当たり前だろう。


どう見ても自殺志願者にしか見えない。「ありがとう。大丈夫です。男の人たちは村をお願いします。」と僕が言うと「アンちゃん死ぬなよ!」と声を掛けてくれた。


頭を下げ平原の見通しが良い場所を選ぶとゴブリンやオークが殺到してきた。


「さっそく試しますか。」


天叢雲剣を抜き、一騎当千とつぶやく。あっという間に死体が積みあがる。3分で200は死んだであろう。村との距離は200m以上ある。


「さあもっと寄って来い!」そう叫んで乾坤一擲を発動する。全滅したか?と思ったら1体だけ立っていた。どうやらゴブリンキングだ。


「最後試させてもらおう。明鏡止水。」


ゴブリンキングはなす術なく散っていった。村に被害がないかと急いで戻ったらどうやら全員無事だった。3人が走り寄って来る。


「ご主人様素敵でしたわ。」「恰好良かったです。」「愛してます。」

最後なにか違うがまあ良い。


村に入ると

「アンちゃんスゲーぞ!」

「カッコイイぞ!」

「愛してるぞ!」


やはり最後おかしいが気にしたら負けた気がするのでスルーする。


無愛想だった宿の主人がニコニコしながら近づいてきた。気味が悪いが話は聞こう。宿に連れ込まれそうになったら天叢雲剣で成敗する。


「ご領主様がお呼びだ。」そう告げてきた。良かった。僕の貞操は守られた。普段は代官がいる屋敷で、ご領主様はいつも王都にいるそうだ。


お昼ご飯を食べてから行く事になった。


『ミッション:コンプリート』突然頭の中に響く。


『嘗ての部下を召喚出来ます。1人だけ呼ぶ事が出来ます。誰にしますか?』そうなるとアイツしか居ない。大賢者で参謀、宰相のコウメイだ。「コウメイを頼む。」


髭面の仙人みたいな顔だったなあと思っていたら現れた。「久しぶりですな若。」NPCだったヤツが呼びかけてきた。


曖昧に「あぁ」と頷くと「どうなされた?そんな他人行儀な」と悲しそうに言う。どうもこうもない。昔から他人だ。


「コウメイ、僕たちは違う世界にきているんだ。」と言うと「まず昔のように爺とお呼び下され、そして僕なんぞ言ってはなりませぬ。余もしくは俺までは許します」


色々突っ込みたいがガマンした。平成のサラリーマンに「余は」って無理がある。


3人にも爺を紹介する事にした。3人が盗賊に囚われ解放したが奴隷紋までは消えなかった事。


まだ3日だが共に旅してきた事等。「相変わらず女ぐせが悪うございますな。」ため息まじりに言われる。お前は俺の何を知ってるというのだ?さっき初めましてだぞ!と叫びたい。


「彼女達とは何もないぞ。」と言うと


「あら?お風呂であんな事やこんな事されましたわ」とマリ(頭と身体洗ったな)


「布団の中で肌を合わせましたよ。」とラナ(裸で隣に寝てたな)


「ずっと一緒だよと約束しました。」とルナ(それ、拡大解釈な)


「彼女達の事はキチンと責任を持って下され。」と諦め顔で言われた。オッパイの1つも手のひらで味わってないのにどうしてこうなる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ