第11章ヴィンハルト王国5
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ヴィンハルト王国 謁見の間
「余がヴィンハルト王国 国王のヴィンハルトである!!!」
「お、お初にお、お目に掛かります。エラク王国のパトリシアと申します。」と言ったっきり顔が上げれない。(なんて神々しいお方なの。眩しすぎてお顔が見れない。)
「ここではゆっくり話もできぬ。隣へ参ろう。」と言った。パトリシアも侍従に案内され席に着く。「わざわざお越しになられたのは隣の帝国の件かな?」と笑顔で言う。
「は、はい陛下。」「正直に言おう。既にそなたの叔父アナール公爵は帝国の手先、そして3割の貴族が帝国を引き入れようとしているのをご存じかな?」と言うと驚愕してる。
「そ、そんな・・はず・・」とパトリシアが言葉にならない感じだ。「帝国から唆されたのであろう、後はアナールと協力した貴族共にこの国を任せるとでもな。」
「今までの帝国がそんな甘い事をした事が無いのに信じるとは、よくよくそなたの叔父は欲に目が眩んだようだな。」と言うと「どうすれば・・・」とパトリシアが考え込む。
「そなた、先程まで泣いていたのであろう?おそらく側室にでもなれと言われて。私は政略結婚を好まぬ、同盟を申込みたいならそう言えば良い。そう思わぬか?」と優しく言う。
「王に伝えて貰いたい。まず国内を綺麗にせよ。同盟を結べば、きたる時が来れば余が自ら親征を行うと。」と言うとエラク国の官僚が慌てている。
パトリシア以外全員を下がらせ2人になる。「ここからはハルトで良いよ。国の体面とか疲れるよ。」と言って笑うと緊張が解れたのかリラックスした表情になる。
「私の事もシアとお呼びください。」と言う。「ハルト様は本当に使徒様なのですか?」「シアは神は居ると信じてる?」「居ると信じてます!」と言う。
「僕がそうだよ、違うよと言っても信じるかどうかはシア次第だと思うね。」「それでどちらなのです?」「シアが使徒だと思うなら使徒。違うと思えば違うという事さ。」
よく分かったのか分からなかったのか複雑な表情をしている。「じゃ使徒様で!」と初めて笑った。「早く戻った方が良い。ここに来る話も恐らくだが公爵一派は反対しただろう?」
「何故知ってるんです?」「想像はつくよ。」と笑うと「私も来たく無かったので話が無くなればと、あ、ごめんなさい!!」と慌てて謝る。
「良いさ。種馬って言われている男の所に行きたいなんて誰も思わないよ。」と苦笑する。(いいえ。今なら毎日私に種付けお願いしますと言いたいわ。)と不純なシアであった。
「そうそう!帰る時に渡したいお土産があるから帰る前に声掛けて!」と言うと「分かりました!」と笑顔でシアが言った。
エラク王国 アナール公爵領
「おい!ヴィンハルト王国でパトリシアの暗殺は上手くいったか?」とアナールが言う。「斥候が誰も戻って来ないので依然不明のままです。」「あの娘、体つきは良かったからのう。」と下品に笑う。
「種馬にやるくらいなら儂が味見してやるんじゃったわ。帝国から何か言って来たか?」「いえ!そちらもまだ何も言ってきてません。」
「おい!もっとこちらの味方を増やせ!ホントに帝国サマサマよ。」ガハハハと笑った。
年内で100話行きたいです。




