第11章ヴィンハルト王国2
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ヴィンハルト王国 炭鉱遺跡 内部
いきなりさっきの洞窟に戻った。シヴァを呼び結界が張られているか、そして壊せるかを確認した。どちらも出来そうだと言う。
結界が壊れると机や本棚がある部屋が出て来た。「やぁ!お兄さん。また会ったね。」といつぞやに会った中性的な魔族だった。
「こんな所まで見つけるなんて大したものだよ!でも私も忙しい身なのでコイツと遊んでいってくれないか?」と言って出たのはスライムのような化け物だ。
「コイツは魔法攻撃も物理攻撃も効かないのだよ!」ハハハと笑って去った。そうコイツは攻撃が効かないのを僕は知っているのだ。ゲームでだが。中心の核を破壊すれば簡単に倒れる。
「一騎当千。」と呟く。スライムの内部に向かって突き進む。天叢雲剣を振り、遂に見つけ突く。あっという間に崩れ去った。マップで魔族を追う。
結界で隠蔽している場所を次々とシヴァが壊していく。「な、アレをもう倒したの!!」と驚く。「厄介なお兄さんだね。」と襲い掛かってきた。再び「一騎当千。」
この魔族はかなり素早い、ハンゾウと良い勝負だろう。「お兄さん男同士の勝負は好きかい?好きなら受けかい?攻めかい?それともどちらもイケる口かな?」と楽しそうに言う。
3分フルに動くとさすがにヤツの動きが悪くなる。精神衛生上にも悪いので早く切り刻む事にする。「明鏡止水。」1撃目で腕。2撃目で足。3撃目で胴。4撃目で首を落とす。
「さすが強いね!」と首が喋った。頭をコナゴナにすれば死ぬかな?と思い天叢雲剣を握り直す。「降参します!降参するから許して。」と言うが男色家に興味ない。そう思っていると・・・
シヴァが結界を壊す。綺麗な女魔族が現れた。頭以外は結界で繋げれるそうだ。コイツもチートなヤツだ。「お兄さんに忠誠を誓うから許してよ。」とマップは綺麗な青になった。
「俺はヴィンハルトだ。ハルトで良い。」「そう!私はフェナだよハルトさん!」「フェ〇?」「得意だけどちょっと違うな!今度してあげるね!」後ろで睨むアンジュが居た。
「そ、そう言えばフェナはここで何の研究していたんだ?」と言うと「ヴァンパイア始祖だよ。」と言う。そんなイベントだったかな?と思いながら会いに行く。
「ルシファー!!」とヴァンパイアが叫ぶ。「会いたかったルシファー!」と明らかに僕を見て言ってるな。「人違いですよお嬢様。」と言うと「名乗れないよね・・」と寂しそうだ。
「私はエリザヴェートよ。エリザと呼んで。」と言った。とりあえずエリザとフェナから事情を聞くと。
エリザは5000年前から生きてるそうだ。もちろん太陽や銀でも死なない、切り刻まれても死なないそうだ。逆に死にたくても死ねないそうだ。
フェナはその不死身に興味が湧き研究していたそうだ。永遠の20歳、どこかのアイドルが好んで使いそうだ。「何か分かったのか?」と聞く。
「細胞が凄い速さで再生するという事だけ。」と寂しそうに笑う。「こういう研究かどうか分からんが知り合いがいるぞ。」と言うと「どんな人?」フェナが聞く。
「死霊の王だ。」と言うと「凄いね!」と驚く。「呼んでみるか?」と言うと「ぜひ!」と言う。笛を吹くと直ぐ現れた。「何を見つけた?」と聞かれたので「ヴァンパイア始祖。」と答える。
「ぜひ!会わせて欲しい!」と言う。会わせると「ジョーカー!」と言う。「オオ!エリザヴェート様!」と5000年後の同窓会は感動の再会のようだ。
僕なんて高校卒業後10年の同窓会でもソコソコ懐かしいと思えたのだ。5000年で方や吸血鬼で方やアンデッドだ。お互い驚き以外なにものでも無いだろうと思っていると・・・
「そこの方にルシファー様の魂を感じるのです。」と吸血鬼が言った。「ふーむ、面白いめぐり合わせですな。」エリザは王女で、ジョーカーは宮廷魔術師だったそうだ。
「私ではエリザ様をお助け出来ませぬが、彼ならば出来そうですぞ!」と無責任な事を言うアンデッドだった。
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