第10章統一編2
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翌朝、マリアのお母さんを訪ねた。年長の司祭さんだ。イザベルというそうだ。マリアと結婚と言う話をすると大層驚かれた。この国でしたいというと1週間は欲しいと言う。
場所はイシュタル聖堂教会でも良いか?と言うので良いですよと答えた。では準備しますというので百万ギルを渡す。イザベルは腰を抜かしそうだった。
家(小)に戻りマリアにアバターでエッチなのを着せてみる。嫌がるかな?と思ったら喜んでいる。「ど、どうですか?」と言われるとニヤニヤしてしまう。結局気絶してもらった。
「使徒様、もっと、もっと。」と言われると「そろそろ呼び方変えて欲しい。」と言うと「多いのはアナタかご主人様、あとハルト様だよ。」と言うと「絶対ご主人様が良い!!!」
「マリアはずっとずっとご主人様だけのものです!!」と宣言された。
結婚式当日、ウエディングドレスに身を包みんなに祝福されイザベルも泣いている。おそらく沿道で泣いてる男達はファンだろうな。
正室が良いか側室でも良いのか悩んでいると、そんな些末な事はどうでも良いと言われた。ずっと愛して下さいと口づけされた。
これで正室3人で側室が13人だ。また爺が女ぐせが悪いとか言われるんだろうな。
そういえば首都候補地は決まったんだろうか?行ってみよう。
それらしき地に爺は居た。周囲の見通しも良さそうだ。「爺、城を出しても良いかな?」と聞くと「趣味が悪いのでは使いませんぞ!」と言われ出してみると・・・・
『なんじゃこりゃーーーーーーーー。』と2人して叫んだ。広大、巨大、荘厳、華麗、とにかく凄いとしか言いようがない。今の王城なら30くらい収まるだろう。
高さが200mはありそうな正門、こんなの必要か?というくらいだ。100万人は入りそうだ。爺がこれだけ広いとやりがいがあると唸っている。
あれ?これなら騎士団全部いれても余裕だよね?でもこの城って実は1000億ギルだった。たぶん日本円なら1兆円ってとこだろうな。
僕のような庶民には1兆円が分からん。でもみんなが喜んでくれたら嬉しいな。
来る人来る人が随分遠い所からでも見えると言ってた。そして城門でみんな腰を抜かす。爺も大変だろうな。妻達の親も呼び寄せるように言った。
アイスの親は城門の前で何故かごめんなさいを連呼していた。気持ちは少し分かる。
そういえば城の名前はヴィンハルト城になった。安直だと思う?そうだよね。
アルメニア皇国では
ヴァレンタイン王国とどう付き合うか、かれこれ1年揉めている。ヴァレンタイン王国が内戦状態の時は敵対7放置3同盟0だった。
ヴィンハルトが王になった時は敵対5放置4同盟1だった。今は同盟8放置1敵対1だ。ならば同盟で良いではないかと言うとそうではない。
今更同盟と言っても相手にメリットが無い。組む必要がないからである。でも議論は毎回している。要はベンザ王に決断力が無いのだ。
相手がこのまま放置しておいてくれないかなあと思っている。相変わらずの会議を毎回良くやってると感心していたら、「大変です!」と側近が慌てて入ってきた。
3か国連合が首都を移転した。それだけなら大した話でもないのだが。「城が・・城が巨大なのです!」
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