第9章和平編3
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ヴァレンタイン王国 王都
イシュタル聖光国から戻るとみんなが出迎えてくれた。優しい妻達に出迎えられるとほっとする。
早速だが爺から呼ばれる。ラフランス帝国行きの編成が出来たようだ。
救護班:シズカ・マリ・ラナ・ルナ・シャム
食糧班:アンジュ・アイス・イチゴ・ウエハース・エクレア・ライラ
整備班:アーナ・ラミア
救護と食糧は分かるが整備ってなんだ?と思っていると「若に付いて行くと言うのです。」あれか?観光気分なのか?まあ分からんでもない。
妊婦のリリイとセラは留守番になる。ムサシとムネノリは護衛と警護で残る。
問題はこの人数をどうやってと思いSHOPに何かないかと探しているとキャンピングカーがあるではないか?ご都合主義極まれりだ。(でも燃料ってどうなるんだ?)
全員が乗っても充分な広さがある。運転手は僕しか居ないが・・・誰が助手席に乗るかで争いが勃発しそうだったが1時間で交代するという事で決着した。
最初はアンジュだった。「若様とこうして隣りあわせだと子供の頃を思い出しません?」すまんがそんな記憶は無い。
音楽が聞けるようだ。スィッチを入れると Englishman 〇 New York が流れる。後ろにも流れるようで聞いていたエクレアとウエハースが感動で泣いていたらしい。
アンジュが僕の肩に頭を乗せ「ずっとこうして居たい。」と恋人気分を満喫した。夜は家(大)を出してみんなを気絶させた。
翌日には帝都に着いた。皇帝と宰相は生きていた。
またラミアやライラに会えるとは思って無かったようで「孫はまだか?」と普通のおじいちゃんになっていた。宰相は主だった面々と爺を引き合わせ会談していた。
以前、結婚式をした広場で治療や食事の炊き出しを行っていた。僕を覚えてくれてた人達が声を掛けてくれる。暖かい気持ちになる。
「また使徒様が来てくれた。」と評判になり広場は怪我や病気を治したい人、食事を求めて来る人で溢れていた。
「これでまた仕事できます。ありがとう。」「使徒様のおかげで3日ぶりに食べれました。ありがとう。」「怪我でもう治らないと思っていた。治してくれてありがとう。」とお礼を言われる。
色々な人からお礼を言ってもらい僕はいつの間にか泣いていたようだ。「そんな感動して涙を流すアナタも大好きよ。」と一緒になって泣いていたアーナがいた。
城に戻り爺に会った。「近隣の周辺国が国境に侵入しているようですな。しかし帝国には対処出来る術も無い。それに、後継者が・・そこで若、この国も統治して欲しいそうです。」
そこでラミアとライラを呼ぶ。僕が統治する事をどう思う?と。「良いと思うわよ。妻のいた国を悪くするはず無いもの。」「何の問題も無いと思います。」
なぜそんな自信持って言うのか分からんが「2人に子供が出来たら継がせるか。」と言うと「クルイーヌみたいだったら継がせない。」と2人が笑う。
爺に受けると告げると早速だがと「特に北西部と北東部が攻められて苦戦中らしいので片付けて下され。」と言ってきた。
そうだ!天使アバに着替えさっさと終わらせよう。「この国を統治する事に成ったヴィンハルトだ!」と上空から告げる。帝国側は「使徒様だ!」「俺たちの国は使徒様が守って下さる!」
「最後の通告だ。」と威圧を込めて言うと威勢の良かったヤツが1番に逃げ出す。「言葉が分からないヤツから死んでもらう。」と足を1歩踏み出すと逃げ散った。
次に北東部に向かう。ここは4か国連合の6万の大軍らしい。同じように「この国を統治する事に成ったヴィンハルトだ!」と上空から告げる。
「兵を引く気は無いなら相手をする!」と言うと「6万を1人で相手とか頭おかしいんじゃねえの?」「で、でも空から来たぜ・・・」「もしかして使徒とか?」
やはり撤退はないようだ。天叢雲剣を抜き「死にたいヤツから来い!」と言うと殺到してきた。周囲に集まった。「乾坤一擲。」僕の周囲200mが無人になる。死体もない。
「ヴィンハルト王だ。やはり使徒様だ!」後方からラフランスの兵が叫ぶ!「に、逃げろ!!」「人間じゃねえ!」と6万が崩れる。
天使アバで空から行くと小競り合いの戦場はあっという間に片付いた。
書き始めて2週間。
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