第9章和平編2
遂に50話まで来れました。皆様のおかげです!
イシュタル聖光国とラフランス帝国の使者に会った。
要約してしまえば肝心な指導者が両国とも居ない。どうすれば天罰から逃れることが出来る?分からないから助けて!と言った所だろう。聊か他力本願だなと思うが。
爺を呼んで話をする。「先にイシュタル聖光国に行き、次にラフランス帝国に行こうと思う。」「それで良いと思いまする。ではラフランスに行く人選と準備をしておきましょう。」
2つの国で大きく違うのは戦いが有るか無いかである。イシュタルの方が立ち直りが早いであろう。ラフランスは時間が掛かりそうだ。早速イシュタルに向かう。
イシュタル聖光国 聖都
イシュタル教の本部に向かう、受付で「ヴィンハルトと申します。予約をしていないのですがカール騎士団長かマリア司祭長にお会いできますか?」と尋ねる。
「確認致します。」と奥の方へ行くとダッシュでやって来る2人が居る。おそらくカール騎士団長とマリア司祭長なのであろう。「ど、どうぞ、こちらへ」と部屋に案内される。初めましてと挨拶する。
「この国は教皇を失い混乱しています。」普通なら次は枢機卿の誰かがするのだろうが、それも居ない。「新たな教皇を選出しないのですか?」と言うと「難航しています・・・」と声を落とす。
「何か良い方法は無いでしょうか?使徒様。」と美人のマリアが訪ねる。横にいるカールはずっと黙っている。「カール団長はどう思われておいでです?」と僕が聞くと。
「は、はい、じ、自分はですね、そ、その、し、使徒様ならと思っております。」どうやら緊張して喋れなかっただけのようだ。マリアが何か言いたそうだ。
(やはり、この方から神の波動のようなものを感じる!きっと本当に天界が遣わされた方に違いない。)と勝手に確信していた。
カールはカールで会った時からすぐ(この方だ!オーラが圧倒的に違う。)と思っていたようだ。2人の意見は合致していた。
「使徒様、皆にも会って頂けないでしょうか?」と下から美人に上目使いされると・・弱い。大聖堂に行くと30人くらいの司祭が待っていた。
「ヴィンハルトです。」と名乗ると「使徒様!!」と全員が跪く。1番年長の女性が「使徒様、どうか、どうか我らを御導き下さりませ。」と言う。この女性も神の波動を感じていた。
ハルトから神威が発動している。彼女達には感じるのだろう、神の息吹として。
マリアは20歳、元々は孤児だったそうだ。1番年長の司祭に助けられ育てられた。マリアには神の福音というスキルがあると言う。だからハルトの神威に誰より感じるのだ。
だからこの若さで司祭長になった。そして今(私が産まれてきたのはこの方にお仕えする為だったんだわ)と熱い視線でハルトを見つめている。
夜も更けてきたので1泊して翌朝また主だった者たちと会う約束をし用意された場所で寝る事になった。
1番年長の司祭、カール団長、マリアが話合う「やはりオーラが違う。」とカール。「神の波動を感じました。」と年長。「私がお仕えすべき人です。」とマリアが言うと2人が頷く。
ハルトの寝室にマリアが来た。「これからずっとお仕え致します。神の御子をお授け下さい。」と言う。マリアは大人の女性になった。
翌朝、ハルトが会議室に入ると既に10人くらいが待っていた。マリアが少し遅れて入って来た。「遅くなりました。」と言うと皆が目を見開く。(オーラが出て来た。)と。
結論が出る。この国の名前、宗教国として残る。ただ元首はハルトが兼任する事になった。これで天罰は下らないだろうと皆ほっと胸を撫で下ろすのであった。
名前 ヴィンハルト(19歳) 180㎝ 70㎏
身分 ヴァレンタイン国王・イシュタル聖光国元首(人)
階級 聖剣士
LV 99
HP 100000
MP 10000
体力 1000
知力 1000
敏捷 1000
魔力 1000
運 100
スキル 剣聖 召喚 飛翔術
固有スキル 万里眼 限界突破 SHOP 神威
装備 天叢雲剣(S)帝国軍服(S)帝国軍靴(S)
これからも頑張ります!
明日の夜には4話投入します。




